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サポーターのホンネ日記

スダチ 不登校サポーターのホンネ日記 #1 第一章  別室登校からの教室登校

2024.12.27

はじめに

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

今回は小学1年生男子の不登校について相談を受けました。

 

お子さんは自分自身で学校には行かないといけないという意識はあるものの、学校=勉強する場所であり、勉強ができている自分には必要ないという思いから不登校になってしまいました。はじめは、他責思考がやや強めで、家族で決めたルールに反発がかなり強かったです。

 

今回メインでサポートさせていただくのはお母様でした。

お母様は、お子さんへの対応に自信を持てず、何か起こるたびにサポーターに頼り切っていました。また、お子さんに対して一貫性を持って対応できておらず、伝えている内容を変えてしまうことも多々ありました。

▼家族構成

家族構成

・お父様

・お母様

・不登校の長男(今回サポート)

・次男(未就学)

▼サポート開始時のお子さん

サポート開始時のお子さん

・自分自身で学校には行かないといけないという意識は多少持てている

・一方で、学校=勉強する場所、勉強ができている自分には必要ないという発言も多い

・サポート開始直後は別室登校はできている状況で、登校はするものの教室登校への意識はない

・他責思考はやや強め(◯◯のせいでできない!という発言もしばしば)

・家族のルールについては反発が強い

ご家庭へのサポートは6月下旬から始まりました。

1.5ヶ月のサポートコースで夏休みも挟むため、9月上旬までのサポートコースとなりました。

注意

※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。

※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。

第一章:「やりたくないからやらない」は社会では通用しない

まずは、褒めとマインドセット

サポート初日から8日目ごろまでは学校の話は全くせずに、まずは褒めることを実施していただきました。

 

お母様は1日10回以上褒めるということを毎日続けてくださいました。

意識していても大変なことだと思いますが、毎日1日10回褒めることができているところにお母様の本気度を感じました。

 

褒めた際のお子さんの反応は様々で、嬉しそうなときやまんざらでもなさそうなときもあれば、

無言だったり、無表情であまり響いていない様子のときもありました。

 

<実際のメールのやりとり>

褒めてもあまり嬉しそうではないときもありますが、「上手くいかなかったと気にしすぎないようにしましょうね!」とお伝えしていました。

声掛けに正解はないので、響かなくても次の褒め方に活かせばOKです!

 

もう1つ取り組んでいただいたことはマインドセットで、他責な発言があった際や、行動する前から決めつけてしまう発言があったときには、「本当にそうなんだっけ?」とお子さん自身に考えてもらうきっかけを与えることを続けていきました。

<実際のメールのやりとり>

初めての山場

1つ目の山場はサポート開始から10日ほど経過したときです。

ここでサポート開始後としては初めて学校の話をしていただきました。

 

正直、お子さんからは「教室に行こう」とする気持ちは見えなかったので、本当はもう少し本人が「教室に行ってみようかな」「挑戦してみようかな」と思えるぐらい自己肯定感を高めてあげてから登校刺激をしたいと思っていたんですが、お子さん自身が「教室に登校すること」には触れようとしない様子なので、早めにお子さん自身が「教室に登校することについて」どう考えているのかを知る必要があると思ったからです。

 

登校刺激をした結果、やはりお子さん自身は「学校には行ったとしても別室登校が良い」という気持ちを伝えてくれました。

<実際のメールのやりとり>

ただ、理由は特にありません。厳密には授業の時間が長いなどの一般的な嫌な理由は伝えてくれたんですが、過去に嫌な経験があったなど、個人的に行けないと思っている理由として明確なものは聞けませんでした。

 

確かに一般的に学校の授業は長く、今回はお子さん自身も勉強ができるタイプだったので、つまらないと感じていたのは事実だと思います。

 

ただ、社会に出ると組織で生きていくことがほとんどだと思いますし、集団生活の中で、

「やりたくないからやらない」という主張は通りません。

そして、放っておけば年齢を重ねるごとに「勝手に」忍耐強くなるということもないと私は考えています。

できるようになるには必ず何かしら自分の行動を変える必要があるんです。

 

その点は親御さんと考え方が一致していました。

お子さんのこういった避け癖も治してあげたいという気持ちがより強くなりました。

 

翌日から教室登校へ向けた挑戦が始まりました。

 

ただし、今回の対応は別室登校は良くて、教室登校がいいという話をしたいわけではありません。

どちらの方が良いというものではなく、あくまでお子さんが元の教室にも戻れる可能性がある中で、理由もなく別室登校を目指すよりもまずは教室登校を目指していこうという方針で進めたということになります。

 

お子さんは別室登校のままサポートは終わってしまうのか?次回は第二章再登校はゴールではないをお届けします。(次回2025年1月8日(水)の19:00に公開予定です)


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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

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