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サポーターのホンネ日記

スダチ 不登校サポーターのホンネ日記 #5 第三章  登校継続への挑戦

2025.03.21

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

今回は、前回の「みさきちゃんの新たな挑戦 〜登校への一歩〜」の続きからお話ししていきます。

第一章をご覧になりたい方はこちらから!

【前回までのあらすじ】

7月1日から登校を開始したみさきちゃん。

最初の一歩を踏み出したものの、学校へ通い続けることは簡単ではありませんでした。

学校での授業、クラスメイトとの関わり、朝の準備、家庭での生活リズム——。

すべてが新しい挑戦であり、少しずつ「日常」を取り戻すための試行錯誤が続いていました。

みさきちゃんの継続登校中の成長や変化についてお話ししていきます。

今回は、「登校継続への挑戦」についてお話していきます。

▼家族構成

家族構成

・母

40代前半の専業主婦。

・父

40代後半、会社員。

仕事の合間や帰宅後にみさきちゃんと話す時間を積極的に設けている。

・長女:みさきちゃん

中学1年生。
感情の起伏が激しく、反発することも多いが、自分の考えを強く持っており、納得しないと行動に移しづらい性格。

・長男

中学3年生で、みさきちゃんとは一定の距離を置きつつも関わることもある。
みさきちゃんが家庭内でルールを守らないことに対し、不満を抱えている。

▼サポート開始時のお子さん

サポート開始時のお子さん

ルール説明には不服そうな態度を取り、「いつ終わるのか?」と質問。

登校についての話題になるとシャットアウトし、携帯の使用制限には強い不満を示し、追試の話をされると荒れて自室にこもる。

朝は不機嫌だが、布団をたたむ・洗濯物を取り込むなどの習慣はあり、家事を手伝うと誇らしげな様子も。

転校を希望する一方、高校や大学進学の展望も語る。

▼サポート開始直後の親御さんの様子

サポート開始直後の親御さんの様子

サポート開始前、親御さんはみさきちゃんの生活習慣や学校への適応に強い不安を抱えていた。

・みさきちゃんの登校意欲の低さや、家庭内でのルールが守られない状況が続く中、どう対応すべきか悩んでいた。

・話し合いを試みても反発され、効果的な方法が見つからず、親子の関係がぎくしゃくする場面もあった。

・特にお母さんは日々の対応に疲弊しつつも、何とか前向きな変化を促そうと模索していた。

注意

※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。

※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。

第3章:登校継続への挑戦

朝の習慣の変化

みさきちゃんは、登校開始当初、朝の準備がバタバタしてしまい、朝ごはんを食べる時間もない日が続いていました。

しかし、次第に「朝は何時に起きて、何を準備すれば間に合うのか」を自分で考え、行動に移すようになりました。

「明日は5時に起こして」と前夜にお母さんにお願いし、早朝から宿題をするようになったことも大きな変化の一つです。

以前なら後回しにしがちだった宿題も、「やるべきこと」として向き合い始めている証ですね。

サポーターとしても、「ついに、みさきちゃんが主体的に行動できるようになった」と感じた瞬間でした。

また、登校前のバタバタが減ったことで、朝ごはんを食べる余裕も出てきました。

栄養のある食事をとることができるようになり、心身の安定にもつながっていったようです。

さらに、学校へ行くための「準備」への意識も変わってきました。

最初は「とりあえず学校に行く」という感覚でしたが、次第に「授業の準備をしておく」「宿題を計画的に進める」など、先を見据えて行動するようになりました。

これは、「ただ行くだけ」から「行くための準備を整える」へと意識が変わった証拠です。

小さな変化でも、一つひとつ積み重ねることで、確実に前へ進んでいるんだなと実感しました。

みさきちゃんにとって、これはとても大きな成長でした。

〈実際のメールのやりとり〉

学校での人間関係の変化

登校を開始してしばらくは、「私は誰とも仲良くしない」と決めていたみさきちゃん。

しかし、クラスメイトから「一緒にお昼を食べよう」と声をかけられる機会が増え、次第に「話すこと」への抵抗が薄れていきました。

「先生やクラスメイトは、秋に転校することがわかってるから、自分に余裕ができた。広い心で受け止められるようになった。」

これは、みさきちゃんが周囲の環境を冷静に捉えられるようになった証拠だと感じます!

以前は「この学校が嫌い」とだけ思っていたのが、クラスの人々の温かさを感じる余裕が出てきたようです...!

また、体育の授業では先生が自主的にハードル走を教えてくれたことを嬉しそうに話していました。

「先生、厳しそうな人かと思ってたけど、教え方がうまかった!」と、これまでとは異なる視点で先生を見られるようになったことも、大きな変化のひとつです。

登校開始前は、「学校はつまらない」「行っても意味がない」と話していたみさきちゃんが、少しずつ「意外といいこともある」と思えるようになったのかもしれません。

〈実際のメールのやりとり〉

 

生活リズムの定着

家庭内でも、登校開始後のみさきちゃんの行動には変化がありました。

以前よりも計画的に宿題を進めるようになり、特に「朝の時間の使い方」が大きく変わりました。

「宿題が終わらなかったけど、学校で仕上げて提出できた!」と、自らタスクを完了させる力がついてきました。

これは、親が「やりなさい」と言わなくても、自分で責任を持って取り組めるようになった証です。

行動の主体が親から子どもへと移ること——これが、再登校支援の中で最も大切なステップの一つです。

また、部屋の掃除にも積極的になり、「荷物が散乱してたら、虫が入ってきてもわからない!」と、自発的に片付けをする姿が見られました。

以前は部屋が散らかっていても気にしなかった彼女が、「自分で管理すること」の大切さを実感し始めたのかもしれません。

環境を整えようとする姿勢が出てきたことは、自分自身をより良くしていこうとする気持ちの表れです。

さらに、登校が続くことで、みさきちゃんの好奇心も刺激されるようになりました。

少しずつでも『次は何をやってみようかな?』と考えられるようになったことが、とても嬉しく思います。

親御さんも最初は「とにかく学校に行かせなければ」と必死でしたが、みさきちゃんが自分の生活を整え、学びに対する意欲を持ち始めたことで、「見守る」というスタンスに変化してきたように感じます。

サポーターとしては、焦らず、みさきちゃんのペースを尊重しながら、長い目で見守っていくことが大切だと実感したため、齊藤さんにもそのようにお伝えしました。

この変化こそが、継続登校を支える大きな力になっていくのだと、私は強く信じています。

 

〈実際のメールのやりとり〉

 

ついに一歩踏み出したみさきちゃん、継続投稿なるか・・・?

次回は第四章「転校をバネに再登校へ」をお届けします。(次回2025年3月28日(金)の19:00に公開予定です)

※サポーター日記は、毎週金曜日に更新しています!(場合によって、内容の変更もあります)


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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

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