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サポーターのホンネ日記

③横尾家:私立中学への再登校の道

2024.07.15

横尾家の中学一年生の長男たつやくんは、私立中学に通っている内に徐々に勉強についていけなくなり、10月の初旬ごろから不登校になってしまいました。母親の里美さんも精神科医のカウンセリングを受ける程に疲弊しており、藁にもすがる思いでスダチのサポートを希望してくださいました。

このサポートの最大の目標は「私立中学への再登校」です。前章ではその達成のために必要な3つのポイントを語りました。本章では、そのポイントを実践して何日か経過した頃を語ります。小さな変化が積み重なることで、大きな変化を起こすかもしれない...!?お楽しみに!

※第1章は、こちらから、第2章はこちらからご覧いただけます。

 

◆第3章◆

 

スダチが

サポートさせていただくご家庭には

もちろんそれぞれに

個別の事情があります

少しのきっかけで

大きく状況が

好転するご家庭もあります。

一方、

少し進んだと思ったら、

また元の状態に戻ってしまう。

もちろんそんなご家庭もあります。

 

横尾さんのご家庭も

大きな好転の機会は

なかなか訪れませんでした。

それでも着実に日々、小さな変化がありました。

そしてまた半歩下がったとしても

お母さん・里美さんの気持ち、

そして関わり方が

以前とは違っているので、

また次の一歩を

踏み出すことができるのです。

 

◎ヒマな時間をどう過ごすか

ある日のサポートメールで、

ヒマな時間の大切さ、

そして過ごし方を提案しました。

 ヒマで仕方ない時に

 ぼんやりした状態の脳が行っている

 神経活動があります。

 これを

 「デフォルト・モード・ネットワーク(以下DMN)」

 言います。


 最近の脳科学研究により、

 DMNの働きは「創造性」と

 関係していることがわかっています。

 DMNが活発になると創造力が高まり、

 いろいろなアイデアが浮かんでくると言われています。

お母さんの里美さんには、

息子さんのヒマな時間には

DMNを活性化させると言われる

さまざまな作業例を提案しました。

 

 「皿洗い」

 「掃除」

 「靴磨き」

 「洗濯物干し」

 「散歩」

 「素振り」

 「スクワット」

などです。


あまり頭を使わないで

単純な作業や運動をしていると、
自然とぼんやりした状態になれ、

DMNが活性化するのです。

ある日の報告で

里美さんは、

「掃除」

について話してくれました。

息子さんの部屋で

エアコンを拭き掃除をした

里美さん。

 

「きれいになったから見てみて」

 

と声をかけると、

息子さんは、

部屋に飾っているフィギュアを

除菌シートできれいに

拭きはじめたそうです。

 

また別の日には

息子さんが、

ぬいぐるみを洗っていた様子を

報告してくれました。

 

いつも過ごしている部屋や

自分が大事にしているものを

綺麗にすることは

心が安定し、

気持ちに余裕ができて来た

証拠です。

 

些細な行動かも知れませんが、

母・里美さんの嬉しそうな

表情が目に浮かびました。

 

 

食卓やキッチンでの風景にも

徐々に変化がありました。

ある日、

自分でマカロニを茹でて

サラダを作って食べていたそうです。

 

食器も流しの中にちゃんと洗って

置いてありました。

 

また、別のある日には、

 

 「サンドイッチが食べたい」

 

と言ったので

一緒に作ったそうです。

 

料理は

親子のコミュニケーションとしてとても良く

褒めるチャンスも

たくさん生まれます。

 

そして、

自己肯定感のアップにも繋がります。

 

さらにこんな報告もありました。

 

 「いつもお茶碗のご飯粒が残っていたのですが、

  きれいに集めて食べていました。」

 

 「また食器を下げた時に

  ”ありがとう”と声をかけると

  グータッチをしてきました。

  少し照れた表情でした。。。

 

と、里美さんは、

本当に嬉しそうに

報告してくれました。

 

料理ができた時などにも

さりげないスキンシップ

できています。

些細な変化かも知れませんが、

微笑ましい光景が

徐々に増えてきた様子が

伺えました。

一方、

デジタルへの制限はできたものの、

大好きなサッカーとの付き合い方

どう進めていくのか。

 

里美さんと息子さんにとって、

この共通理解が大切になりました。

 

お母さん・里美さんからは、

当初から

 

 「サッカーをする時間は放課後にするように」

 

と伝えてくれていました。

 

息子のたつやさんからは

 

「嫌だ!」

 

といつも即答。

 

サポーターとしては、

ここでたつやさんが

  

 「いやだ」

 

というのは当たり前で

スダチの経験からも、

 

 「すぐに納得するお子さんは一人もいないです…」

 

と明るい文面で返信した。

 

決して特別な

答えではないことを伝えることで、

安心して欲しかったのです。

 

しばらく経過した、

ある日の報告では

 

 「土曜日は地元中学校のサッカークラブに

  行きましたが

  ルールを守って昼前には帰ってきました」

 

とありました。

 

信念を持って、毅然としておけば

自然と理解も進んでいくのです。

ルールを守った上で、

サッカーに参加する行動は、

ほんとに素晴らしいことです

 

外に出ての運動自体は、

セロトニンが出て良いことなので。

とお伝えしました。

 

さらにサッカーの話題も増えてきました。

 

ある日の夕方、

息子のたつやさんは、

サッカーの本を持って来て

トラップのやり方などを話してきたそうです。

 

さらにその日の夕食は、

餃子の皮を使って

ピザを一緒に作ったそうです。

支援が始まって、

いつのまにか

45日間が経過しました。

 

再登校という目標は、

まだ達成できていませんが

日常の小さな変化

積み重なっていました。

 

そして、

あまり例としては多くはないのですが、

サポート期間を延長することに

なりました。

 

お母さんの里美さんも

スダチのサポートを信頼してくれて、

ポジティブな兆候が出ていることを

評価してくれた結果でした。

 

もうすぐ年末がやってきます。

年が明け、

春になれば

たつやさんは2年生。

 

このまま、

今の私立中学への再登校を目指すべきか

 

それとも

地元の中学校へ転校する道を選ぶのか

 

方向性を改めて考えるべきタイミングになっていました。


◆次章◆

次章は、たつやくんが抱える大きな課題へどう立ち向かうのかを語ります。

小さな変化を積み重ねてきたたつやくんが今後どのように成長していくのか、必見です!

こちらのリンクから公開されますので、しばらくお待ちいただけますと幸いです。

 

  • この記事を監修した人
スダチ広報担当

小川涼太郎

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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