「不登校の小学校低学年への正しい対応がわからない」
「学校に行けなかった朝、どのような声掛けと対応が正しいの?」
「小学校低学年のうちは、学校に慣れるのも大変なはず。不登校も見守るべき?」
月曜日の朝、ランドセルを背負わせようとすると、お子さんがしくしく泣き出すことはありませんか。
「おなかが痛い」と訴えるが熱はない。「また今日も…?」と思いながら、どう声をかければいいかわからなくなってしまう。
そんな親御さんが、いま急増しています。
文部科学省の調査によると、小学1年生の不登校児童数は2021年度から2023年度の3年間で約2倍に増加しました。
30人クラスに1人は不登校という計算となり、決して特別な家庭の話ではなくなります。
しかし「しばらく様子を見よう」と待ち続けることで、不登校は静かに長期化していきます。
一方で低学年のお子さんの不登校は、早い段階で正しい対応をとれば、短期間での再登校が十分に可能です。
実際にスダチがサポートしてきた1,800名以上のお子さんの、平均復学期間は22.6日です。
カウンセリングやフリースクール通学など、スダチ以外の復学支援を活用する例とは比べ物にならないほどの速やかな復学実績を誇ります。
この記事では、小学校低学年のお子さん特有の不登校の原因から、今日から実践できる具体的な対応、そして親御さんが絶対にやってはいけないNG行動まで、順を追って解説します。
参照:https://www.mext.go.jp/content/20251125-mxt_jidou01-100002767_2.pdf
目次
なぜ今、低学年の不登校が急増しているのか
小学1年生の不登校は3年間で約2倍に増加
文部科学省「令和5年度 問題行動・不登校等調査」ほかの調査と発表によると、小学1年生の不登校児童数は2021年度から2023年度の3年間で約2倍に増加しています。
不登校はかつて「思春期の悩み」というイメージがありましたが、現実には入学直後の6〜7歳のお子さんにも急増しているのが今の不登校の実態です。
小学生全体の不登校率は2.1%(2023年度)と過去最高を更新しており、もはや他人事ではない問題です。小学校低学年の不登校は家庭やお子さんの問題ではなく、社会で取り組むべき課題のひとつとなっています。
参照:https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_1_2.pdf
「小1プロブレム」と学校・家庭のミスマッチ
低学年の不登校が増えている背景のひとつが「小1プロブレム」です。
幼稚園・保育園では自由に動き回れていたお子さんが、小学校に入った途端に「45分間、席に座り続ける」生活へと一変します。
家庭の自由な環境と学校のルールとの間に大きな乖離が生まれ、この「ミスマッチ」が心身へのストレスとなって不登校につながるケースが増えています。この現象を小1プロブレムと呼びます。
お子さんは怠けているのではなく、環境への適応に消耗してしまっている状態です。
「様子を見る」だけでは長期化するリスクがある
「少し休めば落ち着く」「そのうち行けるようになる」と待ち続けることで、不登校が慢性化するリスクがあります。
休んでいる間に生活リズムが崩れ、外出も難しくなり、再登校のハードルがどんどん上がっていく。
これは多くの家庭が経験する長期化パターンです。
とくに低学年のうちは、小学校に馴染むのが難しくお子さんが困難を抱えてしまっている状態のため、早期に正しい対応をとることで短期間での再登校が実現しやすい時期といえます。
低学年の不登校は高学年とどこが違うのか
小学校低学年のうちの不登校は、高学年や中学生・高校生とは少し異なる面があります。
不登校の特徴が異なれば、親御さんが取るべき対策や対応も変化しますので、一度ゆっくり整理していきましょう。
低学年特有の3つの特徴
低学年のお子さんの不登校には、高学年や中学生とは異なる特有のパターンがあります。
まずは3つの特徴を理解することが、お子さんへの適切な対応への第一歩となります。
- 言語化が難しい:なぜ行きたくないのか自分でも説明できない。「おなかが痛い」「頭が痛い」という身体症状として現れることが多い
- 母子分離不安が中心:「お母さんと離れたくない」という漠然とした不安が主な原因で、特定の出来事がきっかけではないことも多い
- 早期対応で回復しやすい:原因が比較的シンプルなため、親御さんの関わり方を変えることで短期間での改善が期待できる
あわせて読みたい:小学生の母子分離不安が不登校の原因に!症状・段階別解決法を完全解説
低学年と高学年、不登校の違い
低学年(1〜3年生)と高学年(4〜6年生)では、不登校の主な原因・特徴・対応の核心が異なります。
- 低学年:母子分離不安や環境ミスマッチが主因。言語化が難しく、腹痛・頭痛が頻出。解決の核心は親御さんの関わり方の変化。
- 高学年:人間関係、無気力、SNSなどが主因。言葉にできるお子さんが多い。学校や第三者との連携も必要になる。
スダチの支援実績から見る低学年の傾向
スダチがサポートしてきた1,800名以上の事例を見ると、低学年のお子さんは「親御さんの関わり方を変える」ことが解決の核心になるケースが大多数です。
そのために学校や第三者機関への働きかけより、まず家庭での対応を整えることが再登校への最短ルートとなります。
小学校低学年のお子さんの不登校は、親御さんの接し方で変えられます。
まずは親御さんが、お子さんへの対応方法を学んでいきませんか。
小学校低学年が不登校になる5つの主な原因
「なぜうちの子が」と思い悩む前に、まずその原因を正しく理解することが大切です。
低学年のお子さんが不登校になる背景には、いくつかの共通したパターンがあります。
- 母子分離不安
- 環境の変化
- 集団生活への疲弊
- 友達関係
- 家庭環境
の5つの順で解説しますので、低学年のお子さんの不登校に悩んでいる親御さんはチェックをお願いします。
①母子分離不安——「お母さんから離れたくない」
低学年でもっとも多い不登校の原因です。
「お母さんがいないと不安」「家にいれば安心」という感覚的な恐怖で、登校時間になると泣きじゃくったり、腹痛・頭痛を訴えたりします。
この場合お子さんに特定の嫌なことがあるわけではなく「なんとなく怖い」という状態のため、原因を問い詰めてもお子さん自身が説明できないことがほとんどです。
②入学・クラス替えなど環境の変化
幼稚園・保育園と小学校の環境の落差は、大人が想像する以上に大きいものです。
「決まった時間に座る」「知らない子と同じクラスになる」「先生が怖く感じる」など、さまざまなストレスが重なって登校できなくなるケースがあります。
③発達特性・感覚過敏による集団生活への疲弊
発達障害の診断がなくても、感覚過敏(教室の騒音・体育館の反響音・給食の匂いなど)や集団行動への苦手さがあるお子さんは、学校という環境そのものに消耗してしまいます。
これはお子さんが怠けているのではなく、毎日必死にがんばった結果として心身が限界になっているサインです。
④友達関係や先生との些細なつまずき
「Aちゃんが一緒に遊んでくれなかった」「先生に怒られた」という、大人からすれば小さな出来事が、低学年のお子さんには深刻なトラウマになることがあります。
繊細な気質のお子さんほど、こうした経験を引きずりやすい傾向があります。
⑤家庭環境の変化
兄弟の誕生、引越し、親御さんの仕事の変化、祖父母との別居など、家庭内の変化がお子さんの不安につながることがあります。
とくに「お母さんが忙しくなった」と感じた場合、学校でも不安が高まりやすいです。
この場合、とくに家庭のアプローチや対応がお子さんの復学に繋がりやすいので、親御さんがお子さんへの対応を学ぶことがカギとなります。
親御さんがやってはいけないNG対応5選
善意から行なってしまいがちなものの、実は不登校を長引かせる対応があります。
以下の5つは、低学年のお子さんへの対応としてとくに避けていただきたいものです。
「なぜNGなのか」と「代わりにどうするか」をセットで紹介しますので確認してください。
①「なんで行けないの?」と原因を問い詰める
お子さん自身が理由をわかっていないことが多いため、説明を求めたり問い詰めたりすることで「答えられない自分はおかしい」という自己否定に繋がってしまいます。
- NG:「なんで?理由を言いなさい」「みんなは行けてるのに」
- 代わりに:「学校のこと、今は話さなくていいよ。ここにいるよ」と存在を示すだけで十分です。
②「明日は絶対行こうね」と約束させる
約束を破ってしまったお子さんは罪悪感を抱き、自己肯定感がさらに低下します。
親御さん自身も毎朝失望するという悪循環が生まれるため、登校を約束させるのは避けましょう。
- NG:「じゃあ明日は絶対行こうね」と翌朝への約束をとりつける
- 代わりに:「今日は一緒に〜をしようか」と今日1日だけに集中する
③ひたすら休ませて様子を見続ける(放置型)
不登校は「休めば回復する」という考えは一見正しそうですが、適切な働きかけなしに休み続けると、生活リズムの乱れ・自己肯定感の低下・外出困難という悪化サイクルに入ってしまうため注意が必要です。
お子さんを放置したり見守ったりするのではなく、
- NG:「無理しなくていい」と言って何もしないまま長期間が過ぎる
- 代わりに:休ませながらも生活リズムを維持し、小さな成功体験を積み重ねる
④学校・担任にすべて丸投げする
学校は集団の場であり、個別の手厚いケアには限界があります。
担任の先生との連携は大切ですが、家庭での対応が変わらなければ根本的な解決にはなりません。
学校や担任の先生、スクールカウンセラー、養護教諭に丸投げをするのは間違いであると認識してください。
- NG:「先生が何とかしてくれるはず」と家では何もしない
- 代わりに:学校と情報を共有しながら、家庭での関わり方も同時に変える
⑤きょうだいや他のお子さんと比べる
「お兄ちゃんは行けてるのに」「クラスのみんなは行ってるよ」という言葉は、お子さんの自尊心を著しく傷つけます。
比較は絶対に避けて、お子さんと向き合ってください。
- NG:「○○ちゃんは行けているのに」「お兄ちゃんはこんなじゃなかった」
- 代わりに:「あなたはあなたのペースでいい」「お母さんはあなたに向き合っている」と個として向き合う
親御さんが今すぐできる6つの具体的な対応
NG対応を避けながら、以下の6つを実践することが再登校への道筋をつくります。
どれも今日から始められるものですので、低学年のお子さんへの対応にプラスしてみてください。
①「あなたはここに居ていい」と伝えつつ安心の土台を作る
まずお子さんに「あなたはここに居ていい」という安心感を届けることが最優先です。
「休んでいい」は「何もしなくていい」ではありません。
家にいる間も、生活リズムと小さなルールを穏やかに維持してください。
ゲームやデジタル依存に陥ってしまいそうだったり、昼夜逆転してしまいそうだったりするのであれば、親御さんが管理する必要があります。
安心の土台とは、「この家に居ていい」「責めない」「一緒に解決する」という3つのメッセージをお子さんに伝え続けることです。
②原因を探すより「いまのお子さんの状態」を受け入れる
「なぜ行けないか」の原因究明をするよりも、「いまお子さんがどんな状態にあるか」に目を向けてください。
低学年のお子さんは自分の気持ちを言葉にできないことが多く、原因がはっきりしないまま不登校になることも珍しくありません。
スダチの経験上では、お子さん自身も「なぜ学校に行けないのか」わかっていないケースが多いです。
なぜ学校に行けないのか問い詰めるのをやめることから始めましょう。
③生活リズムを崩さず穏やかに維持する
学校を休んでいる間も、起床・食事・就寝の時間はなるべく通常と変えないことが重要です。
昼夜逆転や一日中ゲームという状況が続くと、再登校のハードルが格段に上がります。
頭ごなしに禁止するのではなく、「〇時になったら一緒にご飯にしよう」という形で、穏やかに日常のリズムを維持してください。
④腹痛・頭痛などの身体症状への正しい理解と対応
登校前に腹痛や頭痛を訴える場合、それは「仮病」ではなく心の不安が身体に出ているサインです。
「嘘をついている」と決めつけると、お子さんとの信頼関係が壊れてしまいますので注意しましょう。
まずは「そうか、お腹が痛いんだね」と受け止め、症状が続くようであれば小児科や学校医に相談対応することも選択肢のひとつです。
⑤「小さな成功体験」を意図的に積み重ねる
「自分にもできることがある」という感覚が、低学年のお子さんの自己肯定感を回復させます。
小学校低学年のお子さんの場合、勉強でなくて構いません。
「今日は一緒に買い物に行けた」「料理を手伝ってくれた」など、日常の小さな成功を見つけて積極的に認めてあげてください。
⑥父母で役割を分担する——安全基地と挑戦の後押し
母親、または主なケア担当者が「安全基地」として安心感を提供し、父親、またはもう一方の親御さんが「小さな挑戦の後押し役」を担うと、お子さんの体調回復や復学が進みやすくなります。
両親で意見が食い違ったり、どちらかを責めたりすることはお子さんの混乱につながるため避けましょう。
まず親御さん同士で方針をすり合わせることを大切にしてください。
よくある質問
小学校低学年のお子さん対応について、よくある質問に回答します。
Q:不登校になって何日目から相談・行動すべきですか?
スダチでは「3〜5日休んだら動き出す」が目安と考えています。
1週間を超えると生活リズムが崩れ始め、再登校のハードルが上がるためです。
「まだ様子を見ていいかな」と迷う段階で専門家に相談することをおすすめします。
Q:低学年の不登校は放置するとどうなりますか?
適切な対応なしに長期化すると、昼夜逆転・ゲーム依存・外出困難という段階に進むリスクがあります。
また「自分はダメな子だ」という自己否定が根付き、再登校の意欲そのものが失われる場合があります。
よってスダチでは、早期対応が何より重要とお伝えしています。
Q:学校を休ませてよいのはいつまでですか?
日数の上限より「この休みが回復のための休みになっているか」が重要です。
家での関わり方が変わらないまま休み続けることは、解決ではなく長期化につながります。
休ませながら、家庭でできることを並行して進めてください。
Q:1年生と3年生で対応は変わりますか?
基本的な方針(安心の土台・生活リズム維持・成功体験)は共通ですが、1〜2年生は母子分離不安が主因になりやすいため「親御さんの安定した存在感」がより大切な時期です。
一方で3年生になると友人関係や勉強へのプレッシャーが加わる場合があるため、原因のアセスメントも重要になります。
これらを踏まえて、お子さんへの対応を考えていきます。
Q:病院やスクールカウンセラーへは行くべきですか?
身体症状が強い場合は小児科へ相談をしましょう。
スクールカウンセラーや児童相談所の活用も選択肢のひとつです。
ただし医療・カウンセリング機関は「待機・受容」が主体になりやすいため、家庭での積極的な関わりと並行することが大切です。
平均22.6日で再登校——スダチの復学支援という選択肢
ここまで紹介した対応を実践していても、「これで合っているのか」「お子さんの状態がなかなか変わらない」と感じる場面が出てくるかもしれません。
ひとりで抱え込まず、専門家のサポートを活用することも助けとなる選択肢です。
スダチはこれまで1,800名以上のお子さんの復学を支援し、平均22.6日で復学へ導いてきました。
そのなかで多くの親御さんに「助けられた」という言葉をいただいたことは励みになっています。
お子さんには一切会わない。親御さんだけへのアプローチ
スダチは「親御さんへのコーチングを通じてお子さんの再登校を実現する」復学支援機関です。
スダチがほかの不登校支援機関ともっとも大きく異なる点は、お子さんに直接会うことなく、親御さんへのアプローチだけで復学を実現することです。
これはとても珍しいスダチ独自の復学支援の方法です。
不登校のお子さん、とくにまだ大人を怖がる年齢に当たる低学年のお子さんは第三者の介入を強く嫌がるケースが多いです。
そのためカウンセラーや支援員がお子さんに直接話しかけるのではなく、親御さんが日々の声かけ・接し方を変えることでお子さん自身が「行ってみよう」と思える状態をつくります。
「家庭の中で不登校は解決できる。親御さんがすべきは、家庭の状況を整えること」これがスダチの根本的な考え方です。
スダチの5つの特徴
- お子さんに一切会わない:親御さんへのサポートのみで間接的に再登校を実現。お子さんにスダチの存在を知られることなく支援が完結する
- 完全オンラインで完結:Zoomやメールでの支援のため、通塾・外出は不要。顔出しも必須ではない
- 発達心理学・脳科学に基づいたメソッド:脳外科医・篠浦伸禎氏(東京大学医学部出身)との提携により、脳科学の視点からもお子さんの状態にアプローチ
- 平日毎日のメール伴走:担当サポーターが親御さんと毎日メールで連絡を取り合い、日々の対応をリアルタイムでフィードバック
- 再登校後のアフターフォローあり:復学して終わりではなく、継続登校を支えるアフターサポートも提供
累計1,800名以上・平均復学期間22.6日の実績
スダチはこれまで累計1,800名以上のお子さんの復学を支援してきました。
その平均復学期間は22.6日で、90%以上が再登校を実現しています。
低学年のお子さんはとくに、早い段階でご相談いただくほど短期間での解決が見込め、不登校が長引くほど再登校のハードルは上がります。
「もう少し様子を見よう」と思っているいまが、動き出す最もよいタイミングかもしれません。
まずはスダチのオンライン無料相談から
小学校低学年の不登校は、早期に正しい対応をとれば解決できるケースがほとんどです。はじめにこの記事でお伝えしたポイントを改めて整理します。
- 低学年の不登校は「母子分離不安」「環境ミスマッチ」が主な原因。言語化が難しく、身体症状として現れやすい。
- 問い詰める・約束させる・放置するといったNG対応は長期化リスクを高める
- 安心の土台・生活リズムの維持・小さな成功体験の積み重ねが再登校への近道
- 「3〜5日の欠席」を目安に、早めに動き出すことが最善策
スダチでは、不登校に悩む親御さんのために顔出し不要のオンライン無料相談を実施しています。
「うちの子に合うかわからない」「まだ相談するほどでもないかも」という方から「自分の子どもなのに、対応や声掛けの仕方がわからない」という方まで、すべての不登校のお子さんのためのアドバイスをしている場です。
1,800名以上の復学実績をもとに、専門家がお子さんの状況を把握していきます。
無料相談はLINEから登録後すぐに申し込めます。
約30分のオンライン面談で、お子さんの現状をヒアリングしながら具体的な対応策をお伝えしますので、今日から復学に向けて動き出せるのがポイントです。
低学年のお子さんの不登校について、もう一人で抱え込まなくて大丈夫です。
スダチと一緒に、お子さんの健やかな学校生活に向けて動き出しましょう。



