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YouTubeで不登校を学ぶ

【99%が勘違い】不登校の親が家庭内で使っている危険な声掛け5選

2021.06.18

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分です。

今回は、「不登校の親が家庭内で使っている危険な声掛け5選」というテーマでお話します。
不登校のお子さんと会話する中で、何気ない一言により関係が悪化した経験はないでしょうか。

不登校のお子さんに対して、どのような声掛けをすればいいか分からない人も多いと思います。
実は不登校の子供に言ってはいけない言葉が多数あるのですが、意外とこれがダメだということを知らずに、悩んでいる人が多いです。

そこで今回は、不登校の子供に絶対言ってはいけない声掛けについて解説します。その中でもつい家庭内で使ってしまいがちなものを紹介していきます。
この動画を見ると、不登校の子供に言ってはいけない声掛けが分かります。
そして、なぜこれらの声掛けが悪いかについても具体的にわかるので、最後までぜひ見ていってください!

■目次
00:00 オープニング
01:22 ①将来はどうするつもりなの?
02:38 ②別室登校から始めてみたら?
04:56 ③テストでいい点が取れて偉いね
06:56 ④好きなことだけやっていればいいよ
10:38 ⑤ありのままでいていいからね
12:11 まとめ

---

↓以下、動画の台本になります。動画ではなくテキストでご覧になりたい方は以下をご参照ください。
(台本は動画を作成する際にメモとして残しているもののため、一部誤字脱字や表現が雑な部分もあります。その点はご了承いただけますと幸いです。)

---以下台本です---

今回は、「不登校の親が家庭内で使っている危険な声掛け5選」というテーマでお話します。
不登校のお子さんと会話する中で、何気ない一言により関係が悪化した経験はないでしょうか。
不登校のお子さんに対して、どのような声掛けをすればいいか分からない人も多いと思います。
実は不登校の子供に言ってはいけない言葉が多数あるのですが、意外とこれがダメだということを知らずに、悩んでいる人が多いです。

そこで今回は、不登校の子供に絶対言ってはいけない声掛けについて解説します。その中でもつい家庭内で使ってしまいがちなものを紹介していきます。
この動画を見ると、不登校の子供に言ってはいけない声掛けが分かります。
そして、なぜこれらの声掛けが悪いかについても具体的にわかるので、最後までぜひ見ていってください。
私は、スダチ(旧逸高等学院)という通信制サポート校を運営しており、その中で不登校を3週間で解決する支援を行っています。
このチャンネルは不登校で悩む親御さんに向けて、ここでしか聞けない、不登校解決のための秘訣をお話ししております。
不登校を本気で解決したい方は、今のうちにチャンネル登録お願いいたします。

そもそも不登校の原因の多くは、何気ない親の一言から始まります。
もっと言うと、親から子供への声かけ次第で、不登校になったり、不登校が解決したりするんですね。
それほど親の声掛けというのは大事になります。
もし、これから紹介する声掛けをしてしまっていたら、今すぐやめましょう。

それでは早速見ていきましょう。

■1つ目「将来はどうするつもりなの?」です。
このセリフは最早不登校に関わらず、親に言われたら嫌なセリフですよね。
みなさんも一度は親から言われたことがあるかもしれませんね。
どうですか?このセリフを言われて「そうだ!将来考えなきゃ!」ってなりますかね?
多分ほとんどの人が余計考えることから逃げたくなると思います。

子供は親から押し付けられるものに反発する傾向にあります。
たしかに将来のことを考えることは大事です。
でもこのセリフを言われても、絶対子どもは考える気になりません。

不登校のお子さんであればなおさらです。
目の前の学校のことすら考えたくないのに、その先の将来のことなんかもっと考えたくないに決まってます。
考えれば考えるほど不安になっていくからです。

不登校の子供というのは、自己肯定感が下がりきっている状態です。
そんな状態で将来のことを考えても、嫌なイメージしか湧いてこないですよね。
逆に言うと、子供の自己肯定感が高まっていけば、将来に対してポジティブなイメージがわいてきます。
なので、まず親御さんがやるべきは、子供の自己肯定感を高めることです。
子供が「お父さん、お母さんがいるし、これからもまあなんとかなるか」と思えれば、もう大丈夫です。
将来に向かって歩みを進めていくことができるようになります。

■2つ目「別室登校から始めてみたら?」です。
これは最近流行ってる声掛けですね。
学校の先生も不登校のお子さんにこのセリフを良く言ってしまっています。
たしかに、できることから始めるという姿勢はとても大事です。
私達も別室登校が悪いと否定しているわけではありません。
しかし、初めから別室登校を勧めるというのもったいないなと思っています。
子供の限界を親や先生が決めちゃうのはどうなの?と思っているってことです。

もし、子供が通常クラスに戻ろうと思っていても、親や先生が「別室登校でもいいんだよ」というと子供はどう思うでしょうか。
「それなら別室登校でいいか」と思ってしまいますよね。

まずは通常クラスに戻ることに挑戦して、それでどうしてもダメなら別室登校というのなら分かります。
初めから別室登校を勧めるというのは、せっかくの成長機会を奪っちゃってると思います。

私達は、不登校という機会は子供が成長する大きなチャンスだと思っています。
不登校を乗り越えるというのは、すごい成功体験になると信じています。
一般的な子ども達は経験しない経験ですからね。
だからこそ、どうせならこの経験をプラスに変えて欲しいんです。
多くの葛藤を乗り越えて、学校に戻ることは本当に大きな成功体験になります。

しかし、そこで別室登校を挟んでしまうと、成功体験の価値が少し下がってしまいます。
もちろん別室登校が悪いわけではないんですが、「せっかく大きな成功体験を得るチャンスだったのに!」思ってしまいます。

もう1つ、このセリフはダメなところがあります。
それは、一度別室登校を挟むと、通常クラスに戻るまで更に時間がかかってしまうということです。
不登校から別室登校、別室登校から通常クラス、と2段階壁を乗り越えることになるからです。
人間は、一度環境になれるとそこから抜け出すのが難しくなる性質があります。
これを恒常性と呼びます。ホメオスタシスともよばれますね。現状維持しようとする力です。
ダイエットや禁煙が長続きしないのもこの恒常性が原因です。

これら2つの理由から私達は、別室登校を勧めていません。
まずは通常クラスに挑戦をすること、そしてどうしてもダメなら次の手段を考えましょう。
大丈夫です。私達は色んなお子さんを見てきましたが、皆さん初めから通常クラスに戻れています。
子供の無限の可能性を信じてあげましょう。

■3つ目「テストでいい点が取れて偉いね」です。
これは誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
このチャンネルでは何度も繰り返し注意している声掛けですよね。
「テストでいい点が取れて偉いね」というのは裏を返すと「テストでいい点が取れないのは悪いことだよ」と言っているのと同じなんです。
良い点が取れたときだけ褒めて、良い点が取れないと褒めないと子どもはどう感じますか?
「あ、テストでいい点が取れない自分に価値はないんだ」と思ってしまいますよね。
親として、別にそんなことを伝えるつもりはないと思いますが、子供はそのように感じてしまうんです。
どんなお子さんも、生まれてからずーっとテストでいい点を取り続けることなんてできませんよね。
絶対にうまくいかないときはあります。
このような声掛けをしていると、いざ悪い点を取ってしまったときに心が折れてしまいます。
そして、テストが怖くなり、学校が怖くなり、不登校になってしまうんです。

これは別にテストに限ったことではありません。
スポーツや習い事、なんでも同じです。
スポーツで活躍したときだけ褒めていたら子どもはどう感じるでしょう。
「スポーツで活躍できない自分は価値がないんだ」と思ってしまいますよね。
先ほどのテストの例と全く同じです。
結果だけを褒めるということは、子どもを不登校に導いてしまう声掛けといっても過言ではないんです。

親がやるべきは、結果だけを褒めるのではなく、「結果に至るまでの過程を見て褒めること」です。
過程を褒められてきた子どもは、「結果ではなく、結果に至るまでのプロセスで努力することが大事なんだ」と考えられるようになります。
このように考えられるようになった子どもはもう無敵です。
例え結果が伴わなくても、「自分の努力が足りなかっただけだな」と思えるので、結果が伴わなくても落ち込んだりしません。
次に向けて、また準備して努力して、頑張れるようになります。

世の中で成功者と言われている方を見てみてください。本当にみなさんこの考え方ができています。
だからどんなに失敗をしても、次に向けて進むことができるんです。
これはもう不登校どうこうではなく、これからの人生を生きていく上で非常に重要な考えです。
ぜひ、意識してみてください。

■4つ目「好きなことだけやっていればいいよ」です。
このセリフはここ数年で大流行している声掛けですよね。
色んな著名人の方々がこの考えを推奨していたりします。
しかし、これを真に受けるのは非常に危険です。
この言葉の裏には誰も語らない闇があります。

実は「好きなことで生きていく」というのは「好きなことだけやればいい」ということではないんですね。
「好きなことで生きていく」というのは「好きなことで生きていくために、やりたくないことを死ぬほどやる」ということなんです。
こんなことは好きなことで生きている人からしたら、めちゃくちゃ当たり前のことなんですけどね。
でも、キラキラしている部分しか見えないと、どうしても勘違いしてしまいすよね。

例えば、Youtuber。
近年子供たちのなりたい職業ランキングで常にトップにランクインしてますよね。
きっとみんなが成りたいと思うのは、「Youtuber=好きなことで生きていくこと」だと思ってるからですよね。
でも、本当にそうでしょうか。
私もこうやってYouTubeを撮ってますが、毎日本当にきついですよ。100倍サラリーマンの方が楽だと思います。

「YouTuberはみんな遊びながら動画撮るだけで生きていけて羨ましい」なんて言いますが、とんでもないですよ。
なんでYouTuberがあんな風になれてるかって、受験生が東大合格に向けて勉強するのと同じくらい、
いやそれ以上かもしれないくらいYouTubeに努力を注いだからだと思います。
YouTuberとして生活費くらいを稼ぐためには、少なくとも登録者1万人以上が必要です。
1万人を超える登録者がいるチャンネルは全体の3%しかありません。
この数字が表す意味が分かりますか?残りの97%の人は、生活できるほどの収入を得ることなんてできないってことです。
チャンネル登録者数1万人以上の人は、日本で9000人ほどいるそうです。
ちなみに東大は毎年3000人が入学します。
数字だけ見ると、YouTuberとして生活費を稼ぐのは東大に入学するより難しいってことになります。

プロゲーマーだって同じです。普通の人では考えられないような努力をし、その結果が今なんです。
プロゲーマーで活躍してる人を見てみてください。高学歴な方ばかりですよね。
なんで高学歴な人が?
普通に考えたら、勉強に時間を使っている人よりも、学校に行かずにゲームし放題の人の方が活躍できると思いませんか?
その理由は簡単です。それは、努力のやり方を知ってるからです。そういった方は結果の出し方を知ってるんですね。
物事に取り組む際に、粘り強く努力し続けられるんです。

何が言いたいかって、「やるべきことをやらずに、やりたいことだけができる」社会なんてこの世にはないってことです。
もう1つは、「何の努力もせずに成功できる」社会なんてものも存在しないってことです。
Youtuberもプロゲーマーも、目に見えないところで圧倒的な努力をしています。
不登校のお子さんにそれを教えてあげられるのは親御さんしかいません。
もし今、やるべきことをやっていないのに、「好きなことだけやっていればいいよ」なんて言っているならかなり危険です。
それはつまり「やるべきことをやらなくても、やりたいことだけやってれば生きていけるんだよ」と子どもに言っているのと同じです。
今好き放題の状態を許されている子供がそう思ってしまうのは当たり前ですよね。

別に私達も、Youtuberやプロゲーマーを目指すのを否定している訳ではないです。
むしろ、やりたいこと、なりたい夢があるのは素晴らしいことだと思っています。
でも、だからといって学校に行かなくていいというのは違うと思っています。
活躍しているYoutuberやプロゲーマーは全員不登校ですか?違いますよね。
やるべきことをやったうえで、Youtuberを目指せばいいじゃない、と思っているだけです。

■5つ目は「ありのままでいていいからね」です。
これも最近流行っているセリフですよね。
多くのカウンセラーさんがこの言葉を使っているのを目にします。
しかし、私達はこの声掛けはかなり危険だと思っています。

不登校のお子さんにこのセリフを言うということは「不登校のままでもいいからね」と言っているということです。
この時点で、確実に不登校は長引きます。

むしろ、私達はこの声掛けと真逆のセリフを勧めています。
私達がよく使う声掛けは「他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」です。
つまり、「今の自分が変わらないと状況は変わらないよ」と言っています。
「ありのままでいていいからね」は「何もせずに、このままの状況を受け入れよう」と言っていますよね。
まさに真逆のことを言っています。

たしかに、変わろうとすることは大変です。努力も必要です。
できることなら、みんなありのままでいたいと思っていると思います。
でも本当にこのまま何もしなくてもいいのでしょうか。

これから子ども達は社会に出て、荒波にもまれることになります。
辛いこと、大変なこと、いっぱいあると思います。色んな壁が次から次へと現れます。
そんな壁を見て、何もせずありのままでいたらどうなるでしょうか。
苦しい思いをするのは子ども自身だと思いませんか?

ただし、今のお子さんへ愛情を伝えることは大事だと思っています。
「ありのままでいいよ」ではなく、
「親としてどんな状態の君も愛している、だけどダメなことはダメだよ」というスタンスがいいと思っています。

以上、本日は「不登校の親が家庭内で使っている危険な声掛け5選」でした。
最後に今回紹介した5つの声掛けを復習していきたいと思います。

■1つ目「将来はどうするつもりなの?」
子供は親から押し付けられるものに反発します。
むしろ将来について考えることを放棄してしまうので、この声掛けはやめましょう。

■2つ目「別室登校から始めてみたら?」
いきなり子供の可能性を狭める必要はありません。
せっかくの子供の成長機会を奪わないようにしてほしいです。
子供の無限の可能性を信じてあげましょう。

■3つ目「テストでいい点が取れて偉いね」
結果だけを褒めるのは子供にとって毒になってしまいます。
「結果に至るまでの過程を見て褒めること」を意識してみてください。

■4つ目「好きなことだけやっていればいいよ」
「好きなことで生きていく」というのは、「好きなことのために、やりたくないことも死ぬほどやる」ってことです。
「何の努力もせずに成功できる」社会なんて存在しません。
お子さんがこれからを幸せに生きていくために、正しい考えを教えてあげましょう。

■5つ目は「ありのままでいていいからね」
みなさん、お子さんを愛されていると思います。
もしかしたら「ありのままでいいよ」と思っているかもしれません。
でも、それは本当に愛と言えますでしょうか。
私達が考える親の役割は、「子どもを自立させ、社会に送り出すこと」だと思っています。
愛することは大事です、でもそれと同じくらい、ダメなことはダメということも大事です。
子供を愛しているからこそ、大事なことが何かを教えてあげましょう。

以上です。
これからもこのチャンネルでは不登校を解決するために必要な考え方をお話していきます。
まだチャンネル登録をしていないという方は、必ずチャンネル登録お願いいたします。チャンネル登録するだけで不登校が解決するのはこのチャンネルだけです。
また、今日の動画が少しでも参考になった方や、もっと色んな話が聞きたいという方は、ぜひグッドボタン・コメントで応援してくださると嬉しいです。
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本日は最後までご視聴いただきありがとうございました。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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