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サポーターのホンネ日記

スダチ 不登校サポーターのホンネ日記 #2 第三章  夏休みルールからの脱却と挑戦

2025.01.28

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

今回は、前回の「第二章  やるべきこととやりたいことへの分配」の続きからお話ししていきます。

第一章をご覧になりたい方はこちらから!

【前回までのあらすじ】

夏休み期間中にスタートしたサポートでは、「やるべきこと」を実行すればデジタルを使えるというルールを導入しました。

しかし、ひろきくんは当初これに強く反発し、会話を避ける日々が続きました。

親御さんも辛さを感じる中、構いすぎず考える時間を意識的に与える対応を実施。

その一方で、家族の時間を大切にし、トランプや外出など、ひろきくんがリラックスできる場を作る努力も続けました。

その結果、約2週間後には「夏休み中のやるべきこと」を決め、ひろきくん自身が行動を始める第一歩を踏み出しました。

そして、今回はいよいよ夏休み明け。

新しい習慣を日常生活にどう組み込み、通常ルールを定着させられるのかについてお話ししていきます。

▼家族構成

家族構成

・母

専業主婦として日々子どもたちと接している。心配性な性格である。

・父

朝早くから夜遅くまで仕事をされているが、時間が取れるときは子どもたちと接してい

る。ポジティブで明るい性格。

・長女

通信制高校に通っている。

・長男:ひろきくん(仮名)

▼サポート開始時のお子さん

サポート開始時のお子さん

・中学3年生

・中学入学後に勉強が難しくなり、テストを嫌がるようになってしまった。

高校進学についても「いざとなれば通信があるから、それでいい」と努力することから気持ちが離れている。

・自分の居場所をゲームの世界に見つけ、常にゲームをやっている生活になっていく。

注意

※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。

※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。

第三章:小さな変化の積み重ね

「夏休みルール」から「通常ルール」へ

ただ、このまま順調に進んでいったわけでは当然ありません。

夏休みが明けることで「夏休みルール」から「通常ルール」に切り替える必要があり、ひろきくんの反発が始まりました。

幸い、ひろきくんは暴力といった手を出す行為はなかったものの、同じことを繰り返し言い、要求や交渉を行ったり、することがなく昼寝をひたすらしたりする状態になっていきました。

<実際のメールのやりとり>

私からはお母さんにメールで、毅然とした態度を保ってもらうようお伝えをしていき、交渉は無意味であるということをひろきくんに感じてもらうようにしていきました。

<実際のメールのやりとり>

その結果、第二章に記載したように、自ら夏休み中のやるべきことを決定し、手紙で親御さんに伝え始めてきました!

とはいっても、その手紙内の内容にはまだまだひろきくん寄りのルールが書かれており、デジタル制限を十分に行えるものではありませんでした。

そのため親御さんからも否定はせず共感をしながら、その要求には受け入れられないことをしっかりと伝えていきました。

そして、親御さんが毅然とした対応を続けていくことで、ひろきくんに小さな変化や成長が垣間見えてきました。

あるときは、お姉さんが「ゲームをしようよ」と誘ってきたときに「お父さんが昨日"明日1日ルールを頑張って明後日ゲームしよう"って言ってたから今日はできない」とキッパリと断ることができたのです!

<実際のメールのやりとり>

またあるときは、イヤなことや不満なことがあると今まではソファに顔を埋めて唸り声をあげるという様子だったにも関わらず、時間をおくことで自分の言葉で不満を伝えることができるようになりました。

さらに自分で決めた勉強時間や運動時間を守り、毎日コツコツと取り組むことができるようにもなりました。

小さな変化ではありますが、確実な一歩であり、成長です。

私はこの様子を見て、このお子さんなら絶対に変わっていけると確信に近いものを感じました。

そして、なによりも変わったのは、ひろきくんだけではありません。

親御さん自身が変わっていきました。

お母様はメールの中でスダチと出会ってからの心境の変化を語ってくれました。

<お母様実際のメールのやりとり>

上記のように、度々ご自身のことや今までの子育てについて振り返られていました。

実際にただ振り返っておしまいではなく、『スダチのサポーターだったら、子どもからの問いかけにどう答えるだろうか?』と考えながら声かけに活かしていました。

ここが非常に素晴らしいと私は感じています。

実際ひろきくんに声をかけたマインドセットの内容は私からのアドバイスが必要ないくらいの内容にどんどんなっていきました。

そして親御さんからの声かけが変わっていったこと、ひろきくん自身がルールを受け入れ始め、その中で生活を始めて行ったことで、またしても小さな変化がやってきます。

それまでは要求があるときは紙に書いて渡してきたり、親御さんからの問いかけや話に対して聞いているのか聞いていないのかわからなかった状況から、お母さんと一緒に飼い犬の遊び相手をしたり、自ら「明日学校行ったらゲーム何時間できる?」と質問をしたりするようになってきました。

このタイミングを『チャンス!』として恒常性の話をしていきました。

そしてその翌日から「学校行くよ」と言い、再登校に挑戦し始めました。

ただ翌日は遅刻、その翌日は欠席をしてしまいました。

<お母様実際のメールのやりとり>

ですが、誰一人、その結果を責めず、どうしたら登校できるようになるか、恒常性とどう向き合っていくかをお父さん、お母さん、お姉さん、ひろきくんを含め食事をしているときにじっくりと話をすることができました。

その結果、サポート開始から29日目で再び登校に挑戦するようになりました。

それからサポート終了までお休みも遅刻もありませんでした。

これらの経過から、小さな変化が積み重なることで、これはとてつもなく大きな成長へと変わると強く感じました。

再登校に成功したひろきくん。

このまま順調に継続登校への壁を超えていけるのか・・・!

次回は第四章「再登校から継続登校への挑戦をお届けします。(次回2025年1月31日(金)の21:00に公開予定です)

※サポーター日記は、毎週火曜日/金曜日に更新しています!(場合によって、内容の変更もあります)


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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

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