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発達障害でもひきこもりを脱出できる|ご家庭でできること、相談できる窓口を紹介

2023.11.09

この記事を読むのに必要な時間は約 36 分です。

「発達障害の子どもが不登校になりそのままひきこもりになってしまった…」
「ひきこもりの子どもが発達障害と診断されて先が不安になってきた」

発達障害の傾向があったお子さんが、不登校そしてひきこもりとなったとき、どうサポートして、この先どうすれば良いのかと、親御さん自身大きな悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。

発達障害の傾向があるお子さんも、適切なアプローチを実施すると不登校、ひきこもりを解決できますのでご安心なさってください

 

本記事では、発達障害とひきこもりの関係性や、ひきこもりを予防・脱出するために親御さんができるアプローチをご紹介します。

 

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

・ひきこもりと発達障害の関係性:ひきこもる人のうち発達障害を抱えている人の割合
・発達障害の子どもがひきこもりになりやすい理由
・発達障害やひきこもりを相談できる窓口
・子どものひきこもりを予防、脱出するために親ができること

発達障害やひきこもりのお子さんを抱える親御さんのお役に立てば幸いです。

 

スダチは、ADHDや自閉症など発達障害の傾向が見られたお子さんの不登校、ひきこもりを解決し、今通っている学校への再登校に導いております

 

脳科学と心理学に基づき、お子さんの自己肯定感を育てる声かけ、接し方を親御さんに実施してもらうことで、再登校に成功しました。現在でもお子さん方は、楽しみながら学校生活を送っていらっしゃいます。

 

「発達障害だから仕方ないのかな…」
「繊細なこだわりがあるから集団生活は難しい…」

その場合は、一度スダチへ親御さんが抱える悩みを相談してみませんか?

 

顔出し不要で参加できる無料オンライン相談を実施しております。親御さん一人で悩まず、お子さんの現状をお聞きできましたら幸いです。

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1. 発達障害とひきこもりの関係性|全員がひきこもりになるわけではない

 

発達障害の診断を受けていたり、発達障害の傾向が見られるお子さんが不登校になりひきこもりとなったとき、「子どもの特性上、このまま学校生活はあきらめた方がいいのかな」とおつらい気持ちを抱えていらっしゃるかもしれません。

 

確かにお子さんは脳の特性上、不登校ひきこもりになりやすい傾向があります。

しかし、お子さんの特性に合った接し方など環境をつくることでお子さんは学校へ再登校し、この先も社会に出て生活することを目指せますので、ご安心なさってください。

 

本章では、発達障害とひきこもりの関係について紹介します。

 

1-1.発達障害が必ずひきこもりになるわけではない

 

厚生労働省によると、ひきこもりは「原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」と定義されています。

参考:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

 

また、厚生労働省の実施した調査では、精神福祉センターにひきこもりを相談した人のうち30%が発達障害というデータがあるようです。

このデータから発達障害の傾向があると、ひきこもりになりやすい関係があるとわかります。

 

ただ、発達障害だからと言って、必ずひきこもりになるわけではありません。実際、テレビ等で幅広く活躍している著名人の中にも、発達障害を公言している人もいます。

発達障害は周囲の環境によって症状の出方が違うと考えられています。

 

また、発達障害によって生きづらさを抱える人の多くは、周囲との関係性がうまくいかず、うつの症状が出るなど2次障害として心の病を抱えていることが少なくありません。

上の図は内閣府が公表している資料によるもので、脳の特性とストレスの強さによって心の病が発生する仕組みを表しています。

 

つまり、発達障害の特性が大きく出ていればいるほど、社会生活は困難になりやすいものの、環境が良ければ特に2次障害を引き起こさないこともあるのです。

また、発達障害の傾向がありひきこもりとなったとき、以下2パターンが挙げられます。

  • 発達障害の特性がきっかけで不登校となりそのままひきこもりになった
  • 発達障害の特性は普段気にならない程度だったがひきこもりになったことをきっかけに特性が大きく出ている

 

発達障害の傾向は脳の構造から生じるもので、その個性を変えることはできません。また、その個性はこれからお子さんが社会に出て活躍する際に一つの才能となりますので決して悪いことではありません

 

そのため、特性を持ったお子さんが、どのような環境でも自分らしく生きていけるように、自己肯定感を育ててあげたり、物事を様々な角度からポジティブに考える力を育ててあげることが大切と言えます。

参考:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン
内閣府「ひきこもりと発達障害」

 

1-2.ひきこもりにつながりやすい発達障害

 

次の発達障害の傾向があると、2次障害としてひきこもりにつながりやすいと言われています。

  • 自閉スペクトラム症(ASD)
  • 注意・欠如多動症(ADHD)
  • 学習障害(LD)
  • チック症
  • 吃音

これらをまとめて広汎性発達障害(PDD)と呼ぶことがあります。

 

広汎性発達障害では、次のような症状によって人間関係がうまくいかず、学校に行くのがつらくなってしまうお子さんもいます。

  • 相手の気持ちを想像するのが難しい
  • 学校生活で小さなミスを繰り返してしまう
  • 勉強についていくのが難しい
  • 意図せず身体が動いたり声が出たりしてしまう

 

前述したように、発達障害は脳の構造によるもののため、個性を生かしながら付き合っていく方向で学校復帰、社会復帰を目指します

 

学校復帰や社会復帰を目指す際の方法は次の通りです。

  • 本人と家族への心理教育と環境調整療法
  • 認知行動療法
  • 心理療法(カウンセリング)
  • 自助グループへの参加
  • 薬物療法

この中で親御さんやご家族が取り組みやすいのは、①の心理教育と環境調整法です。

 

お子さんやご家族が落ち込み過ぎないように、発達障害への考え方を変えてみたり、症状により生活に支障が出ないような環境を整えたりする方法です。

カウンセリングや薬物療法などについては、医療機関に相談して対応してもらいつつ、家庭環境がお子さんにとって心地よいものに整えていきましょう。

 

ADHDや自閉症と不登校の関係性については、次の記事でもお話ししています。お子さんに発達障害傾向があったり、診断を受けたりしている場合には、参考にしていただけると幸いです。

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2.発達障害の子どもがひきこもりになりやすい原因

 

2-1.コミュニケーションに困難を抱える子どもが多いから

 

発達障害の傾向によって、周囲とのコミュニケーションがうまくいかず、学校生活に苦痛を感じることがあります。

 

  • 言葉の発達が遅く言語能力が低い傾向がある
  • 思ったことをすぐに口に出してしまう
  • 相手と目を合わせるのが苦手なことがある
  • 相手の気持ちや会話の本質を汲み取ることが難しい

これらの特徴がきっかけとなって、友達関係がうまくいかず仲間はずれにされるなどして学校へ行けなくなることもあります。

 

学校は社会生活を学べる場ですが、対人コミュニケーションは学校生活での体験を通して学びます。

発達障害の特性を持つお子さんに合わせた学び方ができないため、お子さんの特性に合わせて対人関係を教えてあげることが大切です。

 

  • 思ったことを相手に伝える前に、自分が言われても嫌なことではないか一度考えてから相手に伝える
  • 話すときには相手の目を見て伝えてみる
  • クラスに気が合う人がいなかったり、思いが伝わらなかったりするときがあってもそれはあなたが悪いわけではない
  • 対人関係が苦手でも他に素晴らしい部分はたくさんあるから大丈夫、誰にでも何かしら苦手な事柄がある

上記の考え方を伝えていき、親御さんがコミュニケーションの取り方を教えてあげましょう。

 

2-2.感情のコントロールが難しく落ち込みやすいから

 

感情のコントロールが難しく、クラスメイトとの関係性がうまくいかないことがあります。

  • 感情コントロールが苦手でカッとなって大声をあげてしまうことがある
  • 自己肯定感が低く劣等感が強い
  • 失敗や挫折に対する恐怖が強く、物事を先延ばしにしたりする

 

クラスで大声をあげて怒ってしまったり、その後泣き出したりしてなかなか切り替えられず周囲を振り回してしまうことがあります。

そのため、感情をコントロールするための考え方を教えてあげることも大切です。

 

  • カッとなることがあっても「こういう考え方の人もいるんだな」と捉えて落ち着いてみる
  • 嫌だなと思うことを言う人、気が合わない人はどこにでもいる。それを言われたからといって、その人とは気が合わないだけであなたはダメな存在じゃないから大丈夫
  • やらなきゃいけない事柄が発生したときは都度付箋に書いて見えるところに貼る→すぐに取り組み終わったら付箋を外すなどの習慣をつける

 

また、感情のコントロールは言語能力が上がるにつれて改善する傾向があります。言葉で自分の気持ちを表現することで客観視できるようになるからです。

言語能力が上がると、不機嫌になった時でもそれを言葉で伝えられるようになると、大声で泣いたりものを投げたりなどの行動で示す必要がなくなります。

 

発達障害傾向のあるお子さんは言語能力の発達が遅いことも多いですが、いろんな言葉に触れることで言語能力を後天的に伸ばしていけます。

絵やカードを用いながら視覚的に言葉を教えたり、本を読む機会を設けて言語能力を伸ばしてあげましょう

 

2-3.障害傾向によって学業に支障が出ることがあるから

 

学習障害がある場合には、学校の授業についていくことが難しくなり、それが原因で学校に行けなくなることもあります。

 

例えば、次のような症状が挙げられます。

  • 言葉の理解はできても読み書きができない
  • 音読が苦手で読み飛ばしたり言葉を勝手に変えたりしてしまう
  • 文章を読めるにも関わらず意味を理解するのが難しい

これらの特性から国語の成績が低くなりやすく、読み書きが難しいため他の教科の成績も振るわないことが多いです。

 

また、自分の衝動を抑えるのが難しいADHDのお子さんは、読み書き等に問題がなくとも授業中にじっと座っていることができないケースがあります。

自宅でも遊びに夢中になってしまい、学習習慣を身につけられず、中学など授業が難しくなってくる時期に成績が振るわず自己肯定感が下がってしまうこともあるかもしれません。

 

ご家庭でお子さんに合わせた教え方が難しいときには、療育などを利用してお子さんに合わせた方法で言葉を教えていくこともできます

また、お子さんの特性に合わせ、以下のように勉強する時間をルーティーン化する方法も有効でしょう。

  • 毎日⚪︎時〜⚪︎時まで机に向かう時間にする
  • 机の上には学習教材以外を置かないよう工夫する
  • ⚪︎分間だけ集中し、短時間の休憩を挟むことを繰り返す

 

お子さんの特性に合わせて集中しやすい環境づくりを実施しましょう。

 

2-4.衝動性により生活習慣が乱れやすいから

 

衝動的に行動してしまうADHD気質がある場合には、生活習慣が乱れてしまい学校に通えなくなるお子さんもいます。

衝動性があるお子さんは、決まった時間に日常のタスクをこなすのが難しいです。宿題やお風呂などを時間通りにこなせず、どんどん就寝時間が遅くなることも

 

朝にスッキリ目覚めることができなくなると、学校に行く意欲が湧かなくなり、ひきこもりがちになります。

お子さんが反発することもあるかもしれませんが、親御さんが毅然とした態度でお子さんが日常のタスクを時間通りに進められるように導いてあげることが大切です。

 

2-5.計画を立てコツコツ続けるのが難しいから

 

計画を立ててその計画に沿ってコツコツ続けることが難しいケースがあります。

  • 衝動性が強く計画を立てること、計画を守ることが苦手
  • 興味のないことは無気力になってしまう
  • 自己肯定感が低く非現実的な目標を立ててしまう
  • 挫折への恐怖が強く挑戦できない、いつまでも先延ばしにしてしまう

 

具体的には、テストに向けて学習計画を立てられなかったり、友達と遊びに行く約束を守れなかったりなどです。

 

関心の偏りが強い時には、お子さんが夢中になれるものを見つけてあげると良いでしょう。夢中になれることがあれば、それを通じてクラスメイトと仲良くなれることもあります。

 

その上で、計画を立ててそれを守ることを徹底させましょう。「計画を守れたら夢中になれることをしてもいい」と家庭のルールとして定めることで、お子さんとの関係性を壊さずにお子さんの力を伸ばしていけます

 

3.発達障害傾向のある子どものひきこもり予防、脱出のために親御さんができること

 

3-1.医療機関とひきこもり支援機関に相談する

 

まずは、親御さんひとりで悩まずに医療機関とひきこもりを専門的に支援する機関に相談しましょう。発達障害もひきこもりも専門的な知見を有する機関に相談することで、お子さんに合った適切なアプローチを教えてもらうことができます

 

また、お子さんに合った支援を実施することでお子さんが今の学校で生活しやすくなるだけでなく、親御さんの不安や悩みも解消していけます

 

親御さんは、お子さんのことを大切に思っているからこそ、お子さんのことで大きな悩みを抱え、お子さんとの関わりに大きな疲れを感じられていらっしゃるかもしれません。

お子さんとの関わりに疲れや不安を感じるほど、深い愛情をお持ちの親御さんに育てられたお子さんならば、適切なアプローチを受けることで不登校ひきこもりを解決できます。

 

スダチでは、発達障害の特性を持つお子さんの不登校やひきこもりを解決してきた実績があります

 

また、スダチが直接お子さんへ支援を提供するのではなく、親御さんから毎日お子さんの様子をヒアリングして、その時のお子さんに合わせた声かけ接し方をフィードバックしていることが特徴です。

 

親御さんを介して支援を提供することで、親子の信頼関係が深まるだけでなく、毎日長時間に渡ってお子さんは適切な支援を受けることになります。

 

日々お子さんの様子が変化するので、スダチのサポートを利用されたお子さん方は平均3週間でひきこもりや不登校を解決し、主体的に学校復帰しています

 

親御さんからは「子どもとの関係が良くなった」「家族で過ごす時間が楽しくなった」というお声もいただいています。

 

「繊細でこだわりが強く、集団生活が明らかに難しいうちの子でも大丈夫?」
「コミュニケーションがどうしても難しいようで、自信もなく学校生活がつらそうだけど、どう解決していけばいいの?」

その場合は、一度スダチの無料相談を活用してみませんか?

 

1対1のオンライン相談で顔出しも不要です。お子さんの現状を一度お伺いし、再登校に向けた道標や適切なアプローチをお話しさせていただきます。

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3-2.気持ちを受け入れこまめに声かけしてあげる

 

親御さんがいつもお子さんに目を向け声をかけてあげて、気にかけていることを伝えてあげましょう。

 

発達障害の傾向があるお子さんは、周囲から否定的に見られやすく気持ちが落ち込みやすい状況です。

親御さんがいつも良いところに目を向けて褒めてあげることで、お子さんの自己肯定感も育ちます

 

また、ひきこもりや不登校の支援でよく推奨されている見守りは、お子さんからすると「何もしてくれない」と感じることもあります

お子さんを大切に思っていることをきちんと、目を合わせた状態で言葉にして伝えてあげましょう

 

そして、お子さんが感じているつらい気持ちを受け入れ、認めてあげることも大切です。

 

「つらいことを認める=頑張らなくていい」というわけではありません。親御さんが認めてあげることでお子さんの気持ちが落ち着き、これからのことを考えていけるようになります。

 

  • 今までつらい思いをして学校へ通っていたんだよね。そんなつらい中で頑張ってこれたことはすごいことだよ。
  • 今持っている素晴らしい才能をこれから社会の中で伸ばしていけるよう、一緒に頑張ろうね。

とポジティブな声かけを実施しながら、これから変えていけることに目を向けていきましょう。

 

発達障害傾向のあるお子さんとの接し方については、次の動画でお話ししています。

 

3-3.頑張りを褒めてあげる

 

お子さんが頑張っていることを見つけて、褒めてあげましょう。

目を見てなるべく具体的にどうすごいのかを伝えてあげると、お子さんが納得感を持って受け取りやすくなります

 

他のお子さんが当たり前にできることでも、お子さん本人にとって難しいことであれば、できたかどうかに関わらず、取り組んでいること自体を認めてあげてください。

 

時には「頑張ったね」と手を握ったり、肩に触れたりなど、スキンシップも取り入れると、お子さんは愛情を受け取りやすくなります

 

日常的に褒めてもらえることが増えていくと、お子さんの自己肯定感が育ち社会の中で生活していく意欲が湧いてきます。

お子さんが主体的に社会に参加して、社会の中でお子さんらしい姿で楽しんで生活できるようになるでしょう。

 

それだけ親御さんからの愛情はお子さんにとって大きな力になるのです。この話は次の動画でもご覧いただけます。

 

3-4.間違ったことは毅然とした態度で教える

 

お子さんが間違ったことをした時には、毅然とした態度で間違いを教えてあげましょう。

間違いを教えた結果、お子さんが泣いたり、甘えてきたりしても、毅然とした態度で「ダメなものはダメ」だと教えていくことが大切です。

 

いつも正しいことを褒めてくれて、そしてダメなことはダメだと教えてくれる親御さんのことをお子さんは、信頼するようになります。

 

また、間違ったことをしてしまった時のお子さんの気持ちは受け入れてあげることが大切です。

「どうして⚪︎⚪︎をしてしまったの?」と理由を聞いて、「そういう風に考えたんだね」とその気持ちを受け入れます。

 

その後間違ったことをしてしまうことで、周囲の人がどんな気持ちになるのかや、社会ではいけないことだと判断されることを伝えて、社会のルールを教えてあげましょう

お子さんはじっくり向き合ってくれる親御さんを信頼し、信頼する親御さんから褒められることで自己肯定感がどんどんと育っていきます。

 

4.発達障害やひきこもりについて相談できる機関

 

発達障害やひきこもりについて相談できる機関を紹介します。

発達障害なのかどうかを相談したい時には、次のようなお子さんの様子がわかるような資料を持っていくとスムーズです。

  • 母子手帳
  • 生育歴・病歴のメモ
  • 育児日記
  • あれば学校の通知表など

 

4-1.スダチ

 

スダチでは、不登校のお子さんを抱える親御さんにサポートを提供しています。

親子関係を見直してお子さんの自己肯定感を育て、お子さん自身の主体性や問題解決能力を高めていくのが特徴です。

 

2023年10月時点で600名以上のお子さんが再登校に成功しており、発達障害傾向のあるお子さんを再登校に導いた実績もあります。

 

脳科学と心理学に基づく知見から、お子さんが必要としている親御さんの声かけを具体的な形でお伝えします。

お子さんの再登校を促したい方、支援の詳細を知りたい方は一度、無料オンライン相談にてお話しできれば幸いです。顔出しなしで参加可能です。

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4-2.市区町村の窓口

 

市区町村の窓口では、発達障害やひきこもりについてはもちろんのこと、暮らしに関わる総合的な相談ができます。

発達障害の症状が重い場合、障害年金の受給相談や申請も可能です。

必要であれば公的機関との連携により、支援機関を紹介してくれるため、相談先に迷ったら市区町村の窓口がおすすめです。

 

4-3.発達障害者支援センター

 

発達障害者支援センターは、都道府県や指定都市が指定した非営利団体等が運営する機関です。

名前の通り、発達障害のお子さんや大人を支援することを目的としており、専門的なアドバイスを受けられます。

利用できる福祉制度を紹介してくれるなど、他機関との連携も取れているのが嬉しいポイントです。

 

4-4.心療内科・精神科

 

発達障害傾向によって2次障害(気分の落ち込みなど)が強く出ているケースでは、医療機関の受診も検討しましょう

状況に応じてカウンセリングや認知行動療法、薬物療法などを組み合わせることで、より環境への適応がしやすくなります。

 

ただ、医療機関ではあくまで症状に対する治療を受けられる形であり、ひきこもり脱出の支援は期待できないので注意しましょう

 

4-5.保健所

 

保健所は精神保健に関わる幅広い相談を受け付けています。

保健師や医師、精神保健福祉士などの有資格者が在籍しており、専門的な知見からアドバイスを受けられます。

 

5.発達障害の子どもが支援を受けてひきこもり・不登校を脱却した体験談

 

自閉症(ASD)傾向があり、18ヶ月ほど学校に行ったり行かなかったりを繰り返していた、小学3年生の事例を紹介します。

友達関係や学業に問題がないにも関わらず、学校に行くことができずお子さん本人も学校に行けない理由がわかっていない状態でした。

 

親御さんがお子さんに対して一方的に話していることが見受けられたため、お子さんに対する声かけ方法を細かく助言させていただきまし

その結果、できなかったことができるようになるなど、お子さんが目に見えて変化したそうです。学校にも通えるようになり、1ヶ月間の継続登校に成功しました

 

親御さん自身もお子さんとの関係性の中で疲弊しており、耳鳴りや頭痛に悩まされていた状態から脱出し、イライラすることも減ったそうです。

家庭内の雰囲気も明るくなり、今では学校から帰ってきたお子さんからその日何があったのかを聞くのが楽しみになっています

 

そのほか、スダチが支援した事例を知りたい方は以下のページでご覧ください。支援を受けられた親御さん直筆のアンケートも掲載しています。

スダチの事例をもっと見てみる

 

6.発達障害とひきこもりについてよくある質問

 

6-1.子どもがひきこもりになる親の特徴は?

 

次の特徴を持っている場合、お子さんがひきこもりになりやすいと言われています。

  • 過保護で甘やかしてしまう
  • 無関心で子どもの気持ちを考えない
  • 自分の考えに従わせようとする
  • 世間体を気にして子どもの気持ちを二の次にする
  • 感情的に怒ってしまう

 

ただ、この特徴があるからといって、お子さんが必ずひきこもりになるわけではありません。

また、誰でも皆少なからずこの特徴を持っているものでもあります。改善しようと意識することは素晴らしいのですが、親御さん自身を責めないでいただけると幸いです。

 

次の記事で詳しくお話ししているので、こちらも参考にしてみてください。

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6-2.ADHDのび太型の特徴は?

 

ADHDのび太型は不注意優勢型とも呼ばれていて、次のような傾向があります。

  • 注意力に欠ける
  • 忘れものが多い
  • 片付けや整理整頓ができない
  • 感情が不安定で落ち込みやすい
  • 人間関係が未熟で孤立しやすい
  • 人との会話が苦手
  • 学業についていけない

 

一方で、衝動的に感情をむき出しにして人を傷つけるような傾向は弱いと言われています。

衝動的なタイプは、ジャイアン型、あるいは多動・衝動性優勢型と呼ばれており、そのほか、のび太型とジャイアン型を持ち合わせる混合型もあります。

 

6-3.発達障害でひきこもりの場合は障害年金をもらえる?

 

障害年金を受け取れるケースもあれば、適用されないケースもあるようです。

お子さんの発達障害傾向が強く、日常生活に支障が出ているようであれば一度相談してみると良いでしょう。

 

相談する際には、日常生活に抱えている困難を伝えるようにすると申請が通りやすいと言われています。

具体的なエピソードを用意しておくのがおすすめです。

 

7.まとめ

 

発達障害の傾向があるお子さんは周囲から理解されにくく、無力感や孤独感を抱えていることも多いです。

そして、周囲から理解されない状況が発達障害傾向をより強めてしまうという、悪循環に陥ってしまいます。

 

まずは親御さんがお子さんのことを認めてあげ、大切に思っていることをスキンシップも交えながら、わかりやすく言葉で伝えてあげてください。

親御さんに認められた安心感により、発達障害傾向がやわらぐこともあります

 

スダチではADHDやASD傾向のあるお子さんを支援し、再登校に導いてきました。

直接お子さんに関わるのではなく、親御さんにお子さんとの接し方を助言し、親御さん自身でお子さんを支援するのが特徴です。

 

サポートを通じて身につけたお子さんとの関わり方は、再登校に成功してスダチのサポートを卒業した後も、ずっと使い続けられます

どんな時でも親子で一緒に問題を解決できるような、関係性作りのお手伝いができましたら幸いです。

 

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-不登校で悩む親御さんはこちら

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