高校に通う子供が不登校に。どこに相談すればいいの?相談ってそもそも必要?

この記事の結論
高校生の子どもが不登校になったとき、抱え込まず相談することは大切ですが、相談だけで解決するわけではありません。最も重要なのは、親御さんが家庭での関わり方を変え、親子関係を良好にすることです。相談先を上手に活用しながら、家庭を安心できる場所に整えることが再登校への近道です。スダチでは、親御さんの関わり方を変えるサポートにより平均22.6日での再登校を実現しています。
本記事では、高校生の不登校で相談が必要な理由と、復帰のために最も重要な親子関係の改善を、平均22.6日での再登校実績をもつスダチのコンサルタントが監修のもと解説します。
この記事を読んでわかること
- なぜ不登校の相談が必要なのか
- 高校生が不登校から復帰するために最も重要なこと
- 親子関係を良好にする方法
- 相談先の活用と家庭でできること
高校に通うお子さんが不登校になり、お悩みではありませんか?
何か手を打たなくてはならないと分かっていても、カウンセリングや相談窓口など、支援の選択肢も多すぎてどれを選んだらいいかも分からないし…と思ったまま時が過ぎていませんか?
また、親御さんだけでお子さんのためになにかしてあげようと思っても、ご自身で考え付いた対応方法で本当に合っているのか...対応が逆効果となったらどうしよう…などと不安になることはないでしょうか。
この記事では、
- なぜ相談が大事なのか
- 相談するとどんなことをサポートしてもらえるのか
の2つに主に焦点を当てて解説していきます。
目次
1. なぜ相談が必要?
不登校の対応方法をネットで検索すると、必ずと言っていいほど「誰かに相談すること」が選択肢として強調されていますよね。
「子供の不登校について第三者に話すのは気が引ける…」
「家庭のことは家庭で解決するのが筋では?」
と思っている親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、ここでは「相談」の重要性について解説します。
1-1. 家庭内では正しい解決策を思いつけないことが多い
結論を先に言ってしまうと、家庭内で(正確には親御さんの独断で)ベストな解決策を思いつくことはかなり難しいといえます。
実は、お子さんが不登校になってしまった原因というのは、必ずしもお子さん自身や学校に問題があるのではなく、親御さん自身や、親子の関係にも原因がある場合があります。
しかし、どんな親御さんでも元から愛情を持ってお子さんに接しているはずです。
そのため、お子さんやご家庭にどんな原因があるのかを改めて突き止めることはかなり難しいと思います。
また、日本は不登校になってしまう学生が多い国と言われますが、それでも「不登校」自体は誰もが経験することではありませんよね。
そのため不登校を解決するためのノウハウの情報収集も簡単ではありません。
解決策をゼロから考えるより、まずは同じようなケースを何件も扱ってきたプロに相談してみることが手っ取り早いですし安心です。
参考資料: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/52/3/52_264/_article/-char/ja/
「中学生の不登校傾向と幼少期の父親および母親への愛着との関連」五十嵐 哲也, 萩原 久子
教育心理学研究 2004 年 52 巻 3 号 p. 264-276
1-2. 親御さんもパニックになり親子関係の悪化につながる恐れも
お子さんが不登校になってしまった時によくあるのが、親御さんが突然のことに驚いて混乱してしまい、不必要に事を大きくしてしまったり、お子さんに悪い意味で干渉しすぎてしまったりすることです。
そういった場合、逆に親子関係が悪化してしまってお子さんと親御さんが共倒れになってしまう場合もあります。
親子関係悪化の具体例として挙げられるのは、親御さんがお子さんに気を使いすぎて親子の主従関係が逆転してしまうパターンや、過干渉を避けるあまり、最終的にお子さんが部屋から一歩も出てこなくなってしまう(引きこもり状態)パターンです。
本来は、親御さんが落ち着いた対応をとることでこのような事態は防ぐことができるはずですが、相談相手がいないと現在の状況を客観的に分析することも難しいです。
また、最近は地域でのコミュニティの結びつきが希薄になってきていますし、新型コロナウイルスの影響で他人とコミュニケーションをとる機会も減っています。このため気軽に相談できる相手を探しづらく、親御さんが孤独や不安を感じる場合も多いでしょう。
このような観点からも、第三者のプロに相談して話を聞いてもらうことは重要と言えます。
1-3. 早期対応が大事
また、早期に対応を始めることもとても大切です。
お子さんは不登校になってしまった初期の時点では「早く学校に行かなきゃ…」という焦りの気持ちを持っていることが多いですが、不登校が長期化してしまうと学校で勉強しない生活に慣れてしまって、生活習慣やモチベーションを元に戻すことがどんどん難しくなってきます。
たとえば3日以上連続で学校に行けない場合、お子さんはすでにかなりストレスが溜まっている状態です。
長期的な不登校状態にいつ突入してもおかしくない状況と言えるでしょう。
誰にも相談しないでいると、なんとなく悩んでいる間にあっという間に数週間、数か月が経過してしまうことも珍しくありません。
「様子がおかしいな」と感じたら速やかに第三者に相談することで、その後の対応をスムーズにとることができ、お子さんの復帰を後押ししやすくなります。
次の記事では、高校生の不登校について相談できる窓口を紹介しているので、こちらを参考にしていただけると幸いです。
こちらもCHECK

-
高校生の不登校に関する悩みを相談できる窓口一覧を紹介 不登校を根本解決する方法
この記事の結論 高校生の不登校の悩みは、家庭だけで抱え込まず相談窓口を活用することが大切です。相談先には子ども本人が使えるものも保護者が使えるものもあり、目的に合わせて選ぶことがポイントです。相談を活 ...
続きを見る
2. 高校生が不登校から復帰するためにもっとも重要なこと
相談することの最大の理由は「問題解決に少しでも近づくため」ですが、ではお子さんが不登校から復帰するために必要なことは一体何なのでしょうか。
一番重要なのはお子さんの心の状態です。そしてお子さんの心の状態を良くするためには親御さんの協力が必要不可欠です。
その理由について解説していきます。
2-1. お子さんの心が強くしなやかに育つことが大切
辛いことや困難なことから立ち直る心の強さがあると、お子さんはちょっとした困難ではへこたれずに前向きに挑戦したり努力したりできます。
実は、心の強さというのは安定した人間関係のネットワークによって形成されていると言われています。
お子さんの周りに、網の目のように様々な人との関わりが存在すると、お子さんは不安や孤独を感じることが少なくなります。
そしてもっともお子さんと近いところにある人間関係が、家族である親御さんとの関わりです。
つまり、親御さんとの関係が悪くなるとお子さんの心の状態は悪くなってしまうとも考えられるのです。
2-2. 重要なのは安定した親子関係
お子さんが不登校である場合、学校生活に対して何らかのネガティブな感情を持っているといえるでしょう。
やっとの思いで登校して帰宅しても、家庭内に問題があるとお子さんの心は休まることがなく、さらにストレスをため込んでしまいます。
また、人間関係の悩みを抱える中で「自分は本当に価値がある人間なのだろうか」と悩む高校生のお子さんも多いと思います。
そんな時に、最も身近な存在である親に気にかけてもらい、愛情を注いでもらっていると、お子さんは自分に自信を持てるようになります。
思春期のお子さんと良好な関係を維持することは難しいですが、できることならば関係は良好でありたいところです。
3. 親子関係を良好にするにはどうすれば?
では、具体的にどのような方法で親子関係を良くすることができるのでしょうか。
良好な親子関係を築く方法について詳しく解説していきますが、最終的には誰かに相談することが解決の糸口になることが多いです。
3-1. 優しく接しても反抗されてしまう
お子さんとの関係を良くする方法を考えたときに、まず「とにかく優しくしよう」と考える親御さんもいらっしゃるかもしれません。
お子さんのわがままに応えてあげたり、こまめに声をかけるようにしてみたり。
しかし、それでもお子さんが反抗してきたり、全く親に興味がないような態度をとったりすることもあるかもしれません。
このように、お子さんにひたすら優しくすることだけがベストな解決策ではない場合も多いです。
スダチ(旧逸高等学院)では、親御さんがお子さんに愛情を伝えることが非常に重要であると考えています。
具体的な方法が気になる方はお気軽に相談してみてください。
3-2. 子供が親とコミュニケーションを取りたがらない
お子さんとの接点がほぼ無いご家庭の場合、お子さんと普段からほとんど会話をしないので、あらためてどんな言葉をかけたらいいのか分からないという場合もあるでしょう。
そのような場合でもあきらめずに親御さんの愛情を伝えることが重要です。
たとえ直接会話ができない状況でも、置き手紙やメール、SNSなど、お子さんとコミュニケーションをとる方法は色々あります。
あきらめずにお子さんの心に寄り添うことを続けてください。
寄り添い方が分からない…という場合は誰かに相談してみましょう。
親御さんがとるべき対応について他にも詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
こちらもCHECK

-
不登校の原因は母親のせい?94.2%が母親以外という事実を解説
この記事の結論 不登校の原因が「母親のせい」と感じている方も多いですが、実際には学校・家庭・本人・環境などの複合的な要因です。自分を責めるのではなく、今日からできる関わり方を変えることが再登校につなが ...
続きを見る
3-3. プロに相談してみましょう
上述の例以外にも、不登校になったお子さんを取り巻く環境は多種多様なものがあるはずです。
何か不安なことや心配なことがあれば、気軽に相談してみましょう。
次の記事では、お子さんについての悩み相談ができる窓口を紹介しています。
相談先を探されている方は参考にしていただけると幸いです。
こちらもCHECK

-
子どもの悩み相談はどこにすればいい?親子で利用できる公的機関や民間団体の相談窓口【ひとりで悩まず相談が大切】
この記事の結論 子どもの悩みは家庭だけで抱え込まず、公的機関や民間団体の相談窓口を活用することが大切です。相談先には子ども本人が使えるものも保護者が使えるものもあり、目的に合わせて選ぶことがポイントで ...
続きを見る
「カウンセリングを受けてみたい」と感じるのであれば、無料カウンセリングサービスの利用を検討されてみてください。
次の記事で高校生と親御さんが利用できる無料カウンセリングサービスと、利用時の注意点をお話ししています。
こちらもCHECK

-
高校生の悩みを相談できる無料カウンセリング一覧 オンライン・電話・LINEチャットから利用可能!利用する際の注意点も紹介
この記事の結論 高校生の悩みは、オンライン・電話・LINEなどで気軽に相談できる無料カウンセリングがあります。悩みの種類に応じて適切な窓口を選ぶことが大切です。相談窓口を活用しながら、家庭でも子どもを ...
続きを見る
4. まとめ
高校生は受験や期末試験など逃すことのできないイベントが多いため、一度お子さんが不登校になってしまった場合は早めの対策が必要といえます。
親御さんだけで抱え込まず第三者に相談することで、お悩みがすんなりと解決する場合も多いのです。
- 早めに対策をとること
- 自分だけで解決しようとするのではなく、第三者に相談すること
を意識してみてください。
この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)
不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長
「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで2,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。
「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。
ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。
そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。
【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルール(PHP研究所)
【メディア露出実績】
不登校解決TV
PIVOT 公式チャンネル
Mieライブ
ORICON NEWS
渋谷新聞
朝日放送テレビ『news おかえり』
CARRER CRAFT
テレビ朝日放送『スーパーJチャンネル』
BSフジ『みんなでSDGs』
mamagirl
教育革命家ドラゴン先生チャンネル
Forbes JAPAN
女性向けメディアKARIN
企業トピTV







