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中学生の不登校ブログ

不登校に悩む女子中学生の気持ち…【当事者が語ります】

2020.09.26

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

1. 中学生の娘はなぜ不登校になったのか

 

「うちの娘がなぜ不登校に…」そんな悩みを抱えるお母さんも多いことでしょう。

中学生になれば、思春期を迎え身体も心も大人になっていきます。

小さい頃から「良い子」だった娘さんほど、友達との関係、自分の容姿などに葛藤も増えていきます。

私自身、子供の頃から「手の掛からない良い子」と言われて育ってきました。

自分で言うのもおこがましいですが、小学校の通信簿でも先生から褒められるほどでした。

そんな私も中学生になり、2年生の2月頃から学校に行けなくなりました。

当記事では、私の実体験も踏まえながら、女子中学生の娘さんを持つ親御さんに向けて書かせて頂きます。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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1-1. きっかけも原因もひとりひとり違う!

いじめ、SNSや校内における仲間外れなど、現在学校内の問題が頻繁に報道されています。

けれど、それらを不登校の原因と決めつけてしまうのはよくありません。

学校生活において特に問題が見受けられない娘さんでも、不登校になる場合もあります。

「学校に行きたくない」

その理由は、ひとりひとり違います。

そのため、誰でも不登校に陥る可能性があると考えることが重要です。

1-2. 親でも気づけない娘の大きな悩みとは?

学校に行かなくなった娘さんから理由を聞き、「そんなことでなぜ不登校に?」と感じることもあるかもしれません。

私が不登校になってから1週間ほど経った頃、両親から「何に悩んでいるのか分からないが、そんな壁は簡単に乗り越えられる」と言われました。

お母さんにとっての、「そんなこと」が今の娘さんにとっては大きな壁になりかねません。

私が不登校になった原因は、周囲との人間関係でした。

ですが、いじめがあったわけではありませんし仲の良い友達もいました。

ただ、どうしても中学校のクラスというコミュニティーに馴染めませんでした。

毎日同じ時間に起きて、同じ電車に乗り、同じ場所に行き、同じ制服を着て、同じ人たちと顔を合わせる…。

周りの子たちは楽しそうにしていましたが、私は同じことを繰り返すだけの毎日に絶えられませんでした。

昨今では、ライン、ツイッター、インスタグラムなどSNSによる「目に見えない友達づきあい」も存在します。

友達の投稿を見て自分だけが遊びに誘われていないことを知ったり、自分だけコメントや返信を返してもらえなかったりと

学校内の人間関係は以前に比べ複雑化しています。

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2. 女子中学生に多い不登校のきっかけとは?

 

不登校の原因はその子によって違うと書きましたが、具体的に何が原因なのかを下記でご説明します。

2-1. 不登校になった原因一覧

文部科学省が発表している「不登校の現状に関する認識」によると、  https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf 

不登校のきっかけは、

  • 学校生活に起因  :36.2%、
  • 家庭生活に起因  :19.1%、
  • 本人の問題に起因 :35.0%、
  • その他      :4.2%、
  • 不明       :5.5%

という内訳になっております。

これで明らかなように、原因を画一化することはできず多岐に渡っております。

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2-2. 不登校になりやすい女子中学生のタイプについて

上記では外的要因を挙げましたが、次は内的要因に目を向けたいと思います。

不登校児童を対象に支援を行っている東京家学によると、7つのタイプに分けられると公表しています。

それぞれのタイプにあったサポートとフォローが必要になります。

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3. 今時の女子中学生との向き合い方について

 

では、実際に不登校になった娘さんに対し何をしてあげればいいのでしょうか?

その鍵となるのが、お母さんの娘さんに対する接し方です。

 

3-1. 子供の意志を尊重し自由にさせてあげる

不登校になった娘さんに対し、絶対言ってはいけないことは「学校に行きなさい」という言葉です。

なぜなら、娘さんの気持ちに寄り添えていないからです。

娘さんは学校に「行きたくない」のはでなく「行けない」のだということを分かってあげて下さい。

学校に行きたくないのならその意志を尊重してあげて、敢えて学校に行かないという選択肢を

お母さんが与えてあげることが娘さんの理解と共感にも繋がります。

私が不登校になった当初、母親から何度も「学校に行きなさい」と言われました。

それを聞く度に、お母さんは全然私の気持ちを分かってくれていないと感じたものでした。

そんな日々が続いていましたが、ある日母親が「好きにしていいよ」と言ってくれました。

その日を境に、これまで全く口をきかなかった母親と会話をするようになり

不登校になる前よりも親子の絆は深まり、母親のことを信頼するようになりました。

不登校の娘さんを持つお母さんへ

まずは娘さんにあれこれ言わず、静かにそばにいてあげてほしいと思います。

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3-2. 好きなことをやらせてあげる

学校に行かないことをお母さんが許してくれたとしても、娘さんは不安でいっぱいだと

思います。

勉強のこと、将来のこと、悩みは尽きません。

そんな不安な気持ちを少しでも和らげてあげるために、娘さんが好きなことや得意なことを

積極的にやらせてあげ気分転換をさせてあげましょう。

たとえば、趣味を楽しむように勧める、一緒に買い物に行く、旅行に出掛けることも良いかもしれません。

私は、結局卒業式まで学校に行きませんでした。

修学旅行に行けなかった私を不憫に思った母親が旅行に誘ってくれ、母と娘、親子で「修学旅行」に出掛けたことが

忘れられない思い出になっています。

不登校であっても、負い目を感じることなく家の中に閉じこもらず、積極的に外に出てほしいと思います。

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4. 中学校だけが全てではない 今時の女子中学生の楽しみとは何か?

 

不登校になってしまったら、この先の未来はないのか?

悲観的になることは、一切ありません。

4-1. 好きなことと見つけて人生を変える

中学校という狭いコミュニティーであっても、今の娘さんにとってはそれが社会であり、

全てです。

「学校だけが全てではない」「学校生活が上手くいかなくても明るい未来が待っている」と

お母さんが娘さんに教えてあげることが、娘さんの人生を変える第一歩となります。

私は大学までエスカレータ式の中学校に通っていたのですが、卒業後は受験をして専門高校に進学しました。

今は、大学で映画を専攻しています。

自分の好きなことができているのも、不登校の経験があったからこそです。

そのためにも、娘さんのやりたいことを進むべき道を一緒に探してあげてほしいと願います。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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