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不登校を解決するには

子どもが不登校で疲れたあなたに読んでほしい。心が軽くなる話

2019.09.17

この記事を読むのに必要な時間は約 23 分です。

 

子どもが不登校になり、親としてできる限りのことは全てやってきた。

それでも子どもは学校に行こうとしない。

この記事を読まれた方は、そんな状況で悩まれているのではないでしょうか。

 

あの手のこの手を尽くしたのに、子どもは一向に学校に行く気を見せない。

原因を聞いても返事は返って来ない。

もうこれ以上何をすれば良いかが分からない…。

焦る気持ちばかりが募り、子どもに当たってしまうこともあるかもしれません…。

 

子どもが不登校で疲れてしまったあなたの心が軽くなる3つの話をします。

記事を読むとわかること

  • 疲れ切った心が少しでも安らぐ方法
  • 不登校でも大丈夫な5つの理由
  • 子どもの不登校が治らないのは親が原因ではないという話

僕はこれまで不登校のご家庭と何度か関わらせていただきましたが、親は本当に子どものために頑張っていると思います。

何とか現状を変えようと必死ですよね。

 

ブログや本に「解決策」は書いてありますが、それが本当に自分の家庭で実践してうまくいったかと言えばそうではないはずです。

一方で不登校の辛い環境から乗り越えてきた実例も知っています。

そんな現場を見てきたら僕だからこそ、伝えられることがあるので、不登校の現実的な話と素直な気持ちでお伝えさせていただきます。

 

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1. 疲れたときはゆっくり休んでください

 

子どもが学校に行けるようになるなら…と、できることはやりつくしてこられた方が多いと思います。

それでも、子どもは思い通りにはならず、何年も何年も苦しい思いをしてこられている方もいるかと思います。

たとえ自分の子であっても、人を動かすことって本当に難しいです。

 

中には、子どものためと自分の好きなことも辞めて、仕事も辞めて、子どものために全てを捧げてきたという人もいると思います。

しかし、どんなに思いを募らせても、人は思うようには動かないものです…。

 

そんなときは、一度ゆっくりと休んでください。

 

子どものために諦めていた趣味や仕事を再開することを考えてみてもいいと思います。

他にも、以下のような方法でリラックスしてみるのもいいかもしれません。

  • 好きな音楽を聴く
  • 好きな映画を観る
  • スポーツをする
  • 旅行に行く

お子さんへ接するときのヒントは、以下の記事でも解説しています。

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2. 子どもの不登校が治らないのは親のせいではない

 

子どもの不登校になった責任は自分にあると感じている方も多いと思います。

しかし、必ずしも親が原因で不登校になるわけではありません。

親があの手この手を尽くしたとしても、子どもが学校に行けないことはあります。

  • 学校の人間関係が原因
  • 部活の上下関係が原因
  • 先生との相性が合わない
  • そもそも集団授業の空間が苦手

理由は様々考えられます。

 

どれだけ親が努力しても、これらの要因を取り除くことは難しいです。

たとえ、子どもの不登校が治らなかったとしても、全ての責任を親が背負う必要なんて全くありません。

しかし、子どもの不登校が治らないと、どうしても将来が不安になることもあると思います。

 

ここからは、子どもが不登校でも将来に悲観することはない理由をお伝えしていきます。

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3. 不登校でも大丈夫な5つの理由

 

まず最初にお伝えしたいことは、不登校であることをいま何とかしようと考えず、一度そのままの現状を受け入れて頑張らないということです。

その方があなたも精神的に少しは楽になるかと思います。

 

これは、根拠なく適当なことを言っているわけではありません。

不登校でも大丈夫な理由は、学校からきちんと卒業資格を得ることができ、さらには就労することも可能だからです。

小・中学校・高校・大学、そして就職という進路の中で、不登校中であったとしても課題をクリアしていく選択肢はあります。

具体的にお話しますね。

 

3-1. 小中学校は不登校でも卒業できる?

 

結論から言うと、卒業できます

出席日数は関係ありません。たとえ小学1年生~6年生まで、中学1年生~3年生まで、1日も学校に行かなかったとしても卒業することが可能です。

また、良くある疑問として「卒業式には出ないといけないの?」という声がありますが、卒業式にも出る必要はないです。

しかし、私立の場合は進級を拒まれたり、小中一貫校の中学への入学を拒まれたりするケースが稀にあります。

この場合は、公立へ転校する必要がありますが、公立では間違いなく進級・卒業が認められますので、安心してください。

 

実は小中学校の場合、法律上、出席日数は進級・卒業の要件とは決まっていません。

稀に公立でも、学校側が進級・卒業をさせないと脅してくるケースがあります。

この場合は、上記の旨を学校側に伝えましょう。

それでも学校が認めない場合は、近くのフリースクールに相談してみましょう。

フリースクールは学校と連携し、子どもたちの指導にあたっていることが多いので、このようなケースへの対応策を持っています。

今時、小中学校が不登校により進級・卒業を認めないことがおおやけになると、大問題になります。

学校も世間から非難されることは避けたいので、進級・卒業を認めざるを得ないでしょう。

3-2. 毎日通わなくてもいい高校がある?

 

毎日通わなくてもいい高校はあります。

それは通信制高校です。

無事小中学校を卒業できた後は、高校に進学することが多いと思います。

高校は、小中学校と違って、不登校で進級・卒業することが難しいイメージがあるかと思いますが、通信制高校であれば毎日通わなくても大丈夫です。

通信制高校は、学年生ではなく単位制を採用しているところが多いです。

単位は、レポート、スクーリング(学校への登校)、テストを通して取得していきます。

スクーリングの頻度は学校によって様々です。

毎日の学校もあれば、月2回の学校、中には年に1回という学校もあります。

(残念ながら、現在日本の通信制高校では、スクーリングなしの学校はありません。)

 

小中学校から不登校で、学校に通うことが難しい子どもでも、スクーリングの頻度が少ない学校を選ぶことで、高校卒業を目指すというケースは多いです。

子どもの状態に合わせて、スクーリングの頻度を選択しましょう。

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学校で疲れを感じやすいお子さんは、スクーリングが苦痛になりやすいので、通信制高校を選ぶのはお子さんにとってもプラスになることがあります。

ただ、学校で疲れてしまう時でも、正しい考え方に導いてあげることで解決できるケースもあります。次の記事でお話ししているので参考にしていただけると幸いです。

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3-3. 高校に行かなくても大学には進学できる?

 

高校で不登校になってしまい、将来に不安を感じている方はどうすれば良いでしょうか。

前章で話した通り、通信制高校に転校するというのも1つの手です。

それ以外の方法として、高卒認定試験(旧大検)を受験する道があります。

高卒認定試験とは?

高卒認定試験は文部科学省が主催する公的試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)で、同試験に合格することにより「高卒程度認定資格」を得るものです。
この高卒認定試験は高校と違い(全日制・定時制・通信制)就学期間(通常3年)というものが無く、短期間で資格取得をすることができます。

高卒認定試験に合格することで、高校を卒業した人と同等の学力があることを認定され、大学・短大・専門学校の受験資格を手に入れることができます。

高卒認定試験に合格するだけでは、高卒資格を手に入れることはできませんが、大学・短大・専門学校に入学し、卒業することで、大卒・短大卒・専門卒の資格を取得することができます。

たとえ高校を卒業できなかったとしても、高卒認定試験に合格し、次の進路に進学するという道も残っています。

以下では高校生で不登校になったときに大学受験するための6つのロードマップをお話ししています。

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3-4. 毎日通わなくてもいい大学がある?

 

毎日通わなくてもいい大学はあります。

それは通信制大学です。

大学は学年生ではなく単位制であるため、毎日学校に行く必要はありません。

しかし、単位を取得するためには、授業への出席が必須という単位もあります。

毎日通う必要はありませんが、週に2,3日は学校に通わないといけないケースが多いです。

 

通信制高校の場合、スクーリングなしの学校はないとお伝えしましたが、通信制大学では、スクーリングなしの学校があります。

つまり、1日も学校に通わずに進級・卒業できる学校があるということです。

 

学校に通うのが難しい子どもでも、スクーリングが少ない通信制大学に通うことで、大学卒業資格の取得を目指すのも1つの道です。

 

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3-5. 家から一歩も出なくてもできる仕事がある?

 

家から一歩も出なくてもできる仕事はあります。

今まで不登校だったので、人と関わるのが苦手、毎日職場に通うことが難しい、という人も多いと思います。

以下に、例としていくつか挙げていきます。

 

3-5-1. データ入力・文字起こし

 

商品データや顧客データをExcelに入力したり、会議やインタビューの内容を文字に起こしたりする仕事です。

初心者でも始めやすい仕事です。

 

3-5-2. ブログ

 

自らブログを持ち、そこに記事を作成していくことで、広告収入やアフィリエイトで収益を上げることができます。

アフィリエイトとは?

記事に商品のリンクを貼り、そのリンク経由で商品が購入されると報酬が発生する

 

3-5-3. せどり

 

古本や中古品を安く仕入れ、販売する仕事です。

今ではメルカリやヤフーオークションを使うことで、簡単に仕入れ・出品を行うことができるようになりました。

 

3-5-4. 動画配信

 

自ら作成した動画を配信する仕事です。

代表的なものとしては、Youtubeで動画を配信することで広告収入を得る方法があります。

近年は、Youtuberが子どもたちの人気を多く集めています。

 

3-5-5. ハンドメイド制作

 

ハンドメイドを制作し、それを販売する仕事です。

メルカリやヤフーオークションから簡単に販売することができます。

 

3-5-6. プログラマー

 

システム・アプリの開発やホームページの制作などを行います。

PCひとつあれば仕事ができます。

IT人材の不足が叫ばれている現代では、プログラマーの需要は増えており、今後も右肩上がりに需要は増えていくでしょう。

 

3-5-7. webデザイナー

 

ホームページやwebサービスのデザインを行います。

PCひとつあれば仕事ができます。

プログラマーと同様需要は増えており、今後も右肩上がりに需要は増えていくでしょう。

 

3-5-8. webライター

 

webメディアに掲載する記事を執筆します。

プログラマーやwebデザイナーと同様需要は増えており、今後も右肩上がりに需要は増えていくでしょう。

 

3-5-9. イラストレーター

 

雑誌や書籍、ポスターに掲載するイラストやキャラクター、ロゴの作成など仕事内容は様々です。

絵を描くことが好きな人におすすめです。

近年では、PCひとつでできる仕事も増えており、職場に通わず、好きな時間・好きな場所で仕事をしている人が多くいます。

 

これらの仕事は、クラウドソーシングサイトを使えば誰でも受けることができます。

 

また、ここで紹介したものは一例です。

その他にも様々な仕事があるので、一度クラウドソーシングサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。

クラウドソーシングとは?

企業が自社の業務や問題解決を、インターネットを介して無償もしくは低賃金で参加してくれる社外の不特定多数の人々に委託する手法をクラウドソーシングといいます。専門家や請負業者に外注する従来のアウトソーシングに対して、その分野のプロではない一般の“群集”(crowd:クラウド)の知的労働力を広く調達し、活用するのが特徴です。

以下からクラウドソーシングサイトをのぞくことができます。

クラウドワークス

ランサーズ

ココナラ

中には専門的なスキルを必要とする仕事もありますが、それらのスキルを身につけるための情報・サービス・学校も充実してきています。

その気になれば、このように自由に生きていく道もあると思うだけで、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

ちなみに子どもが不登校のとき、親御さんが心がけていただきたいことは次の記事にもまとめています。

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4. どうしても辛いときは相談してください。

 

周りに現状を相談できる人がいれば、話を聞いてもらってください。

人に話を聞いてもらうだけで、モヤモヤしていた気持ちが晴れることもあります。

きっと子どものために一生懸命頑張って来たあなたを責める人はいないでしょう。

周りに相談できる人がいないという方、子どものことを話すのは気が引けてしまうという方は、以下から私たちに相談してもらいたいです。

あなたの気持ちを少しでも軽くできるように、お力にならせていただきます。

 

弊社では、不登校を3週間で解決する支援を行っております。

支援を受けるに関わらず、どんな些細なご相談でもお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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