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学校に行くだけで疲れる原因は?寝ても疲れが取れない、行くのがだるいと感じたら限界サイン

この記事を読むのに必要な時間は約 41 分です。

「子どもが『学校に行くのが疲れる、毎日だるい』と口癖のように言って行き渋りが始まっている…」
「しっかり寝ているのに疲れが取れず学校がつらいようだ、何をどうしたらいいの?」

学校に行くだけで疲れているような様子で、行き渋りが始まっているとき、何が原因なのかよくわからないことや、不登校になってしまうのではないかという思いから、ご不安な気持ちを抱えておられることと存じます。

 

この記事では、学校に行くだけで疲れてしまうときに考えられる原因や、お子さんが訴える限界のサイン、ご家庭でできる対処方法をお伝えいたします。

 

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

・学校に行くだけで疲れてしまう原因
・疲れを感じやすい子どもの特性
・疲れが限界に来た時に出るサイン
・親が子どもへできるサポート

お子さんが抱えているつらい気持ちと行き渋りを解決したいときの参考になりましたら幸いです。

 

スダチでは学校で疲れて無気力になり、行き渋りや不登校が続いていたお子さんをサポートしてきました。お子さん方は平均3週間で主体的に再登校を果たし、今では学校生活を楽しんでいらっしゃいます

 

「学校に行くと疲れてしまう」そう感じる根本原因の解決にアプローチしているのが特徴です。

 

「学校の何に疲れるのかよくわからず、話してくれない」
「どうしてこんなに無気力な様子なのだろう」

何をどうしたらいいのかわからないとき、一度スダチへ相談してみませんか?2024年1月時点で800名以上のお子さんを再登校に導いてきました

 

蓄積されたノウハウと知見をもとに、今お子さんに必要な適切なサポートと根本解決までの道標をお話しいたします。

オンライン相談は、1対1で顔出し不要です。この機会にご活用ください。

 

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1.学生が学校に行くだけで疲れてしまう原因

 

1-1.体力や睡眠、栄養の不足

 

身体的な健康に問題があると、どうしても疲れやすくなってしまいます。日頃から十分な睡眠や栄養素をとり、適度な運動をすることが大切です。

そのためにも、お子さんの生活習慣が乱れている場合には、家庭内でルールをつくりながらお子さんの生活習慣を整えましょう。

 

ちなみに、お子さんの場合、睡眠時間や摂取した方が良い栄養素が大人とは異なる基準が推奨されています。大人とは異なる目安量を次にまとめたので、知っておきましょう。

睡眠時間の目安 9〜11時間
※6〜13歳くらいの子ども場合
栄養素の目安 ・タンパク質とカルシウムを多く必要とする
・エネルギーのうち脂質をよく消費する
・こまめな水分補給が必要

6〜13歳のお子さんは1日9〜11時間が目安とされています。仮に朝7時に起きるとすると、夜8〜10時にはすでに寝ているのが理想です。

スマホやゲームは睡眠の妨げとなります。寝る前の使用を家庭内ルールで禁止するのがおすすめです。

 

また、身体が成長していく時期にあるお子さんは、大人よりもたくさんの栄養素が必要になります。

身体が小さく水分を保持できる量が少ないため、こまめな水分補給が大切です。特に暑い夏場は気にかけてあげてください。

 

他にも、毎日60分以上の運動も推奨されています。

インドアなお子さんの場合は、学校での時間だけでは運動不足になってしまいます。散歩などに誘ってあげると、運動不足が解消でき、親子時間も増やせるので良いかもしれません

 

1-2.勉強への苦手意識が強い

 

勉強への苦手意識が強いと、ただ学校にいるだけでも気持ちが疲れ果ててしまいます。その理由は次の2つにあります。

  • 授業内容がわからなくて不安を感じる
  • 勉強ができる子と自分を比較して落ち込む

 

ある程度の得意不得意があるのは仕方のないことですが、学校に行くのを嫌がるほどであれば対策してあげるようにしましょう

 

  • 家庭内で学習に取り組める環境を整えて勉強ができるようにサポートしてあげる
  • 苦手なことでも一生懸命に取り組むこと自体が素晴らしいことだと伝えてあげる
  • 誰にでも得意不得意はある、勉強ができなくても死ぬわけではないという多角面から物事を見る考え方を教えてあげる

実際に勉強ができるように伸ばしてあげつつ、気持ちや考え方の面でもサポートしてあげることが大切です。

 

勉強のサポートについては、お子さんが望むのであれば学習塾や家庭教師の利用も検討してみましょう。

ただここで大切なことは「行き渋りしているんだからせめて苦手な勉強だけは取り組んでおいてほしい」という思いから始めないようにすること。

 

これは、親御さんの思いをお子さんへ押し付けてしまっているので「親が望む勉強をしているんだからやるべきことはやっている」という感覚になります。

本来の目的である「毎日学校へ通う」ということを見失ってしまう場合があるでしょう。

 

また「親が望むからやっている」という感覚は他責思考につながりやすく、学校での問題も自分のこととして受け止めず、周りのせいにしてしまう場合があります。

 

そのため、親御さん主体で始めるのではなく、さまざまな角度から物事を考えることを教えたうえで、お子さんから「勉強したい、塾を利用したい」と言い出すまで待ってあげることが大切です。

 

次の記事では学習塾や家庭教師の選び方をお話ししています。

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1-3.集団行動や人が多い場所が苦手

 

お子さんが一人で過ごすのが好きな性格の場合、学校で疲れを感じやすいこともあります。多くの人と過ごしたり、同じことをしなければいけなかったりする環境にストレスを感じるのです。

 

お子さんが特に勉強嫌いや成績不振というわけでもなく、自宅で宿題にも自主的に取り組む場合には、このケースである可能性が高いかもしれません。

休日に一人で過ごすことが多い時には、学校で疲れ果ててしまっているサインです。

 

自宅でゆっくり過ごすことで気持ちを回復しているので、「外で遊びなさい」と無理に外出を促さないことが大切です。

 

もし、お子さんが休日に家で過ごしてばかりで「このままひきこもりにならないか心配…」という方は、次の記事も参考にしていただけると幸いです。

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1-4.新学期の負担

 

新学期は環境が大きく変わるため、どんなお子さんも疲れやすい時期です。大人でも新しい職場へ転職したとき、最初はどっと疲れてしまうものです。

お子さんの場合、次がきっかけとなり大きな疲れを感じることがあります。

  • 長期休みで生活リズムが乱れて朝起きるのがつらい
  • クラス替えで仲の良い友達と離れてしまい毎日不安
  • 新しい担任の先生が苦手なタイプだと感じる
  • 進路選択の時期が迫ってきた実感が出てきて焦る

 

長期休みでも学校に行く日と同じ生活リズムを整えてあげたり、友達とも会う予定を入れるよう促したりすると新学期疲れを予防できます

 

また、新学期疲れは一時的なものなので、多くの場合にはあまり心配する必要はありません。ただ、明らかにお子さんが塞ぎ込んでいたり、ひどく荒れていたりする場合には要注意です。

長く引きずってしまい、徐々に不登校になってしまう可能性もあります。

 

どんな状況のときでも自分の気持ちを受け入れて認めてくれる親の存在があることで、お子さんの気持ちは安定し前へ進む土台ができあがります。

そのため、新学期にお子さんがそわそわしている様子のときには、毎日「今日はどうだった?」と何気なく話しかけてあげたりして日々のスキンシップを大切にしていきましょう

 

1-5.目標が見つけられていない

 

学校生活の中で目標が見つけられていないと、学校に行く意味がわからなくなり無気力に陥ることがあります。

特に、親の期待に応えようとして、親の望む進学先へ進んだお子さんに多いかもしれません。進学できたことを機に目標がなくなってしまい、無気力な状態になってしまうのです。

 

他にも周りは進路を決めているにも関わらず何も決めていない状況のとき「どうせ自分なんて」と無気力になることもあります。

 

  • 本当は進みたかった道があったかを確認してみる
  • やってみたいこと、興味があることを始められるよう促してあげる

もしも親の期待に応えようとして、本来進みたかった道を諦めているような場合には、これからでも進路の変更はいくらでもできます。

「やり直すこと」を人生の失敗のように捉えてしまう場合もありますが、人生は何度も軌道修正を重ねて、最終的に社会の中で幸せに過ごしていけるものです。

 

今行き渋りが続いているような状況は失敗や恥ずかしい出来事では決してなく、お子さんがこれから社会の中で幸せに生きるためのひとつの通過点だと捉えて進んでいくことが大切です。

お子さんが自分自身でやりたいこと、興味があることを自分で見つけてその道へ進んでいけるよう、サポートしてあげましょう。

 

1-6.起立性調節障害が隠れている

 

起立性調節障害は、朝に起き上がった時に血圧の調整などがうまくいかずに不調が現れる症状のことです。腹痛や気分の悪さによって、目が覚めていても起き上がるのが難しくなります。

 

  • 1日を通して寝てしまい、明らかに様子がおかしい
  • 学校へ行ってもいつの間にか寝てしまい、気づいたら放課後を迎えている

上記のように明らかに異常が見られるときには、起立性調節障害も疑ってみるべきです。

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ただ、学校が休みの日や、楽しい予定がある日になると起きられる場合は、他の方法で解決できるケースもあります

スダチの支援事例では、お子さんの自己肯定感を育て、学校でのストレスを軽減したことで起立性調節障害と診断を受けていたお子さんの症状がおさまったこともあります。

 

「学校が疲れる」と感じているお子さんは、どうしても体に不調があらわれるものです。その状態で病院を受診すると何かしらの病名が診断されるケースがほとんどです。

 

病名が診断されることにより「病気だから仕方ない」と再登校をあきらめてしまうのは非常にもったいないと考えています。

 

もちろん、病院を受診し投薬が必要なケースもありますが、お子さんの自己肯定感を育てたり、徹底的に生活習慣を整えたりすることで改善できる場合もあるのが事実です。

 

「この症状は病院を受診しないと不登校を解決できない?」
「投薬治療以外に何か家庭でできることはある?」

そのような場合は、一度スダチの相談をご活用ください。お子さんの現状をお伺いし、私たちの支援で解決できる場合には、解決に向けたアプローチ方法をアドバイスさせていただきます。

 

また、投薬治療が必要なケースでも、親御さんからの接し方やお子さんの自己肯定感の育て方で何かアドバイスできることがあるかもしれません。

不安な気持ちは誰かに話し、解決策や未来が見えることで解消されていくものです。つらい気持ちを抱えていましたら、一度スダチへご相談いただけたら幸いです。

 

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2.学校に行くだけて疲れやすい子どもの特性

 

2-1.発達障害

 

ADHD、ASDといった発達障害の特性が疲れの原因となっていることもあります。

発達障害はもちろん病気ではなく周囲のお子さんにはない秀でた才能があったりする素晴らしい特性です。

 

この周囲とは異なる特性を持っているがゆえに、理解されず孤独を感じたり、周囲から浮いてしまって嫌な思いをしたりして学校で疲れてしまうことがあります。

 

大切なのはお子さん自身が自分の特性を理解してうまく付き合っていけるようになることです。

そのためには親御さんが療育などの知見も活用しながらお子さんの特性に合わせた教え方で社会との関わり方を教えてあげる必要があります。

 

他にも、お子さんは周囲と自分を比較して自己肯定感が下がり切っている状態です。

スダチのサポートなどを通して、お子さんを正しいポイントで正しく褒め、お子さんの自己肯定感を育てていくことが大切です。

 

発達障害の傾向が見られるお子さんの行き渋りや不登校を解決するための知見は、次の記事をご覧いただけると幸いです。

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2-2.HSP、HSC

 

人より感覚が敏感で繊細な人をHSP、お子さんの場合にはHSCと呼びます。5人に1人がHSP、HSCと言われており、決して珍しいものではありません

感覚が敏感なため、人の声色や言葉遣いのちょっとした変化に傷ついてしまうことがあります。他の人より変化に敏感なため、学校でも必要以上に疲れてしまうのです。

 

ただ、この特性は感受性豊かであるという長所でもあるため、無理に無くそうとせず受け入れて伸ばしてあげるのが良いでしょう。

 

  • 感じ取ったことをポジティブに捉えられるように考え方を変えてみる
  • 人とうまく距離をとって適度に休めるようにする

これらができればHSPやHSCであっても、学校で無理なく過ごせるようになります。

お子さんの感性を否定せず「いろんなことに気付けるのはすごいことだよ」と受け入れてあげましょう

 

「自分なら大丈夫だ」と感じられる自己肯定感を育ててあげることで、お子さんが自分の特性を大切にしていけるようになります。

その上で、環境が変わると集中力にムラが出やすい特性を教えてあげて、お子さんが自分の感性とうまく付き合っていけるように導くことが大切です。

 

HSP、HSCの特性や対処方法については、次の記事でもお話ししています。

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3.学校で疲れて限界の時に出るサインは?寝ても疲れが取れないのは要注意

 

3-1.寝ても疲れが取れず朝起きられない

 

規則正しい生活習慣を送っていて、睡眠時間をたくさん確保しているのに疲れが取れない時には、お子さんは限界まで疲れています

お子さんは学校で何か問題を抱えて、その問題を解決できずにつらい気持ちを抱え続けて大きなストレスがかかっている状態です。

 

まずはお子さんの抱えているつらい気持ちを認めて、受け入れてあげたうえで解決に向けて行動していくことが大切です。

お子さんの自己肯定感が低い状況のとき、お子さんは問題を自分で乗り越えていく力がありません。

 

信頼できる親御さんから正しいポイントで正しく褒められていくことにより、お子さんの自己肯定感がどんどん育っていきます。

そのため正しい親子関係の構築とお子さんを正しく褒めてあげるアプローチが欠かせないでしょう。

 

お子さんの自己肯定感が育つと、

  • 今抱えている問題は意外と大したことではないかも。
  • 自分ならば、どんな問題も解決できそうだ。

と自ら進みはじめます。

 

これらを実施するために必要な知見は、親御さん自身が学んでいくことが大切です。

スダチの無料相談でお話ししておりますので、現状の課題をご相談ください。

 

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また、場合によってはうつ病や統合失調症が隠れていることもあります。

疲れが取れない症状に加えて、気分の落ち込みや幻聴等の症状も見られる時には、医療機関にも相談しながら対処するようにしてください。

 

うつ病や統合失調症のお子さんへの対処法については、次の記事でお話ししています。

ひきこもりとの関係性についてをメインにお話ししていますが、そうでないお子さんについても参考になる内容です。

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3-2.学校に行くと頭痛や腹痛がする

 

学校に行ったり、行こうとしたりした時に具合が悪くなる時は、学校に強いストレスを感じていて、それが体にまで症状として現れている証拠です。

お子さんがどうして学校を嫌だと思っているのかを知った上で、その根本原因を解決することが大切です。

 

ただ、お子さんに対して理由を聞くことは避けるようにしてください。

お子さん自身も理由がよくわかっておらず、いつも通りに学校へ行けないことに戸惑いやつらさを感じていることもあります。

 

他愛のない話の中でお子さんが学校について言葉にした時、「こう思っていたんだね」と繰り返してあげるとお子さんが自分の気持ちを自覚できるようになります。

学校に行けないことには触れないようにしながら、お子さんとたくさん話をしてあげてください。

 

「今はゆっくり休んでね」とお子さんを受け入れている姿勢を言葉で伝えてあげることで、お子さんが安心して休めるようになり回復が早まります。

 

4.学校で疲れてしまった時、疲れないための対処法は?親がすべき対話法

 

4-1.スダチなどの専門家に相談する

 

まずは親御さん一人で問題を抱え込まず、スダチなどの専門機関に相談しましょう。

お子さんを大切に思う親御さんだからこそ、お子さんが元気をなくしている様子を見て、心を痛めているかと存じます。

 

しかし、お子さんは元気のない親御さんを見ると「自分のせいで親を傷つけてしまった」と落ち込んでしまいます

親御さんが誰かに相談して気分を楽にしたり、きちんと休みを取ったりすることも、お子さんを支えるために大切なことです。

 

また、専門家は数多くの事例を見てきているので、お子さんの心理や対処法を熟知しており、適切なアドバイスが可能です。

無料で相談できるサービス等も活用しながら、親御さん自身も疲れを溜めないようにしてください

 

スダチは学校に疲れてしまい、無気力で不登校になっていたお子さんを再登校に導いてきました。

親御さんの声かけを少し変えるだけで、お子さんの態度がみるみると変わっていき、明るく元気に学校へ通う姿を何度も見てきました。

 

お子さんの特性など学校で疲れてしまうきっかけは複数ありますが、根本をたどっていくとお子さんの自己肯定感の低さに行き着くこともあります。

自分に自信がないからこそ、周囲の反応に敏感になったり、伸びない成績を気にして勉強嫌いになったりしてしまうのです。

 

「子どもの自分に自信がない様子が気になる」
「どう声をかけたらいいかわからない」

もしこのようなお悩みを抱えていましたら、一度スダチの無料オンライン相談にて、現状をお話しいただけましたら幸いです。

お子さんの現状に合わせたすぐに実践できる具体的なアドバイスをお伝えいたします。

 

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4-2.子どもの気持ちを受け入れ、時間を作ってあげる

 

お子さんは、学校でさまざまな問題やストレスを抱えているため、疲れを感じています。

お子さんの抱えるつらい気持ちを受け入れて認めてあげることが大切です。

 

  • 「学校でいろんな悩みを抱えていたんだよね。悩みと向き合っていたんだね。」
  • 「つらい気持ちを抱えながらも今まで登校していたのはすごいことだよ。」

自分の気持ちを認め、そして受け入れてくれる親がいるとわかると、お子さんの気持ちは安心し、前へ進むための土台をつくっていくことができます。

無理に登校を急かすのではなく、お子さんの気持ちを安定させるための時間を確保してあげましょう。

 

4-3.子どもの自己肯定感を育てる接し方・声かけをする

 

接し方、声かけを通してお子さんの自己肯定感を育てていきましょう。

自己肯定感が高いお子さんは、直面した問題を自分の力で乗り越えていけます。

問題が発生しても「自分のせい」とは感じずに、あくまで「出来事」として受け止めて解決するための方法を探り始めます

 

学校で直面する問題もポジティブに自分の力で解決していけるようになるでしょう。

これにより、再登校を果たしたときにも学校生活で疲れを感じにくくなります。

 

お子さんの自己肯定感は、次のような親御さんの関わりによって育てていけるものです。

  • どんな時でもお子さんを大切に思っていることを伝えてあげる
  • 小さな頑張りにも気づいてたくさん褒めてあげる
  • 間違いは毅然とした態度で教えてあげる

 

正しいことダメなことをきちんと教えてくれるような、信頼できる親御さんから愛情を注いでもらうことで自己肯定感が育っていきます

時にはスキンシップを交えたり、兄弟がいる場合には二人きりの時間を作ってあげたりすることで、お子さんに愛情をわかりやすく伝えられるのでおすすめです。

 

4-4. 人との距離の置き方を教えてあげる

 

優しいお子さんであればあるほど「みんなと仲良くしないと」「人に嫌な思いをさせないように気をつけないと」と周りの人の気持ちを1番に考えて行動しがちです。

 

自分の気持ちを無視して、周りを優先して動いていると、お子さんは学校にどんどん疲れを感じてしまいます。人の気持ちに敏感で優しく、友だち思いのお子さんほど我慢してしまい、つらくなってしまうのです。

 

合う人、合わない人はどこにでもいるものです。また、人の優しさにつけ込み優しい人へ負担をかけるような人もいます。しかしそれが社会のため、人との適切な距離の保ち方を教えてあげなくてはなりません

 

  • 合わない人は誰にでもいるものだし、どこにでもいるので、無理して付き合う必要はない
  • 人のことを考えられる人であるからこそ、堂々と自分らしく接して大丈夫、だからといって人が傷ついたりしない
  • 不機嫌な人がいてもそれはあなたのせいではない、人のことは変えられないので自分が傷つかないよう自分の対応を変えていく必要がある

このように伝えてあげると、お子さんの気持ちが楽になり、学校でのストレスも減っていきます。また、お子さんが友達関係で悩んでいることを話してくれたタイミングに伝えると効果的です。

 

つらい気持ちを打ち明けた時、親御さんに否定せずに聞いてもらえたお子さんは安心します

気持ちが落ち着いた時にアドバイスをしてあげることで、お子さんも素直に聞き入れてくれます。

 

5.学校で疲れてしまうことについてよくある質問

 

5-1.学校で疲れないようにする方法は?

 

次の方法が挙げられます。

  • 自分のペースを優先する時も作る
  • 一人で安心して過ごせる時間を作る
  • 人と距離を置くことを覚える
  • 疲れすぎないうちに休む
  • 学校以外の居場所も作る

地域のコミュニティや習い事など、学校以外の居場所があると相対的に学校での問題が小さく見えて疲れにくくなることがあります。

 

居場所づくりについては次の記事でお話ししています。

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5-2.勉強などに疲れ切っている時のサインは?

 

疲れ切っていると、以下のサインが出ることがあります。

  • 朝起きられなくなる
  • 一日中疲れており集中が続かない
  • 眠れなくなる
  • 何をしていてもやる気が出ない
  • 学校に行くなど何かをしようとした時に体調が悪くなる

 

勉強は集中すると脳が多くのエネルギーを消費するため、一時的に強い疲れを感じることがあります。

ブドウ糖を補給することで改善しますが、甘いものの摂りすぎは注意が必要です。

 

お子さんがテスト前などで、自宅学習を特に頑張っている時には、お菓子や小さめのおにぎりなど糖質を取れるようにしてあげると勉強の効果が上がることもあります。

 

6.まとめ

 

大人と比較してお子さんは疲れ知らずなイメージがありますが、大きなストレスがかかる環境ではお子さんも疲れ切ってしまいます。

「親の気を引きたいだけではないか」と考えてしまわず、お子さんの気持ちを受け入れてあげた上で、疲れてしまう原因を探っていきましょう

 

スダチがサポートしてきたお子さんを見ていると、自己肯定感が低いが故に学校でつらい思いをしているケースが多くあります。

もしお子さんが、嫌なことを嫌だと言えなかったり、自己主張が苦手だったりする場合には、自己肯定感が下がってしまっている状態かもしれません。

 

自己肯定感は親御さんが愛情をまっすぐに伝えてあげることで、育てていくことができます

 

スダチでは親御さんから毎日、お子さんの様子をヒアリングして、その時のお子さんに伝わりやすい愛情の伝え方をアドバイスしています。

お子さんが学校でも生き生きと過ごしてほしいとお考えの方は、無料オンライン相談にて一度お話しできれば幸いです。

 

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-不登校で悩む親御さんはこちら, 生活

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